行列拒否のラーメン日記

ラーメンを中心とした喰い荒らしと日々の記録

プロフィール

SIN.N

Author:SIN.N
東日本ラーメン研究会(縮めて東ラ研)会長。
ラヲタでモーヲタで軍事ヲタでバンドもやっているが、本業は忍者。
ラーメンと酒とギターをこよなく愛するオッサンをヨロシク。

★★ラーメン日記概略★★

★主に昼食で喰ったラーメンの感想を記しています★

★初訪問店については100点満点で評価していますが、私個人の感覚に基づくものであり、あくまで目安 と思ってください★

★古い記述には現在の感覚とあわない部分も多々あると思います★

★文中における行動や発言に多少の脚色はありますが大筋において事実です★

★ラーメン以外はアッサリとふれています★

☆☆東日本ラーメン研究会(ちぢめて東ラ研)とは☆☆

ラーメンを愛するが、決して甘やかさない先鋭的ラーメン原理主義者集団。
日夜ラーメンを求めて街 (たまに山の中だったりもする) にくり出し、(主に自転車もしくは徒歩または電車)
雨にも負けて、風にも負けるが風邪をひいてもラーメンを喰う。
東に空腹の人あれば行って良店を教えてやり、西に満腹の人あれば「食いすぎはダメよ」と、さとしてやり、ドンブリの糸底が低いと言っては嘆き、麺の絶妙な茹で加減に涙を流す。
そんな人に私はなりたい。(なんのこっちゃ)


☆東ラ研局中法度 (鉄の掟)☆

その壱 『行列するべからず』

行列はラーメン屋を驕らせる。慢心したラーメン屋に待っているのは品質の低下である。
また、長時間待たされた末に喰うラーメンが『マズかろうはずがない』と言う先入観が起き、正しい判断が出来なくなる危険性がある。
さらに、せいぜい5.6分で食い終わるものに(二郎系は除く)30分も1時間も並ぶなんて間違ってる。非生産的だ。
それに、ラーメンなんて並んでまでして喰うものではない。


その弐 『初めての店では基本のラーメンを喰うべし』

基本のラーメンこそ完成されたものであり、余計な装飾をはぶいた美しい姿である。
そして、その店の傾向と実力を知る好適な商品であると考える。
最近は、醤油、塩、味噌どれも基本でウリと言う店も増えつつあり、判断に困るが、普通、メニュウ(券売機)の一番はじ、または最低価格のもの(例外はある)と考えればいいだろう。
私は判断に困った場合醤油味を優先させることにしている。


その参 『基本のラーメンで1001円以上のもの喰うべからず』

元来、ラーメンはジャンクフードであり、ときに子供のおやつであった。
800円だー、900円だー言うラーメンを子供がおやつで喰えるか!
ラーメンをつけ上がらせてはならない。
と言うことで、わが東ラ研会員は子供ではないからもう少しゆずって、基本のラーメンの上限を1000円(税含まず)までとし、1001円以上の価格設定をしている店に背を向けることとする。


その四 『店主、従業員にみだりに話しかけてはならない』

こっちは食事だが向こうは仕事中。(石神氏の考えに同意しました。パクリと言わないで~)


その伍 『ラーメン屋に大人数で行ってはならない』

上限は二人である。三人以上で行く場合は1:2に分かれるか、1:1:1に分かれて他人のフリをすべし。
理由は簡単である。そのほうがいいから。
大人数で行くと、店は連席にしようとして気を使い、ラーメンにありつくのが遅くなる。
幼稚園児の遠足じゃないんだから、くっついてる必要なんてない!
ときに店側のオペレーションの混乱を誘引する場合もあり、サービスおよび品質の低下にも繋がりかねない。

その六
以下はそのうち考える。

それではみなさん、楽しいラーメンライフを過ごして行きまっしょい。

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ギターコレクション (6) YAMAHA SX-60 改造編

さて YAMAHA SX-60 ですが、手に入れてから本番のステージでは使用したことがありません。
やはり、ピックアップのハウリング対策と、ボリュームの変化曲線を私の好みにして安心して使いたかったからです。
そこで、Z氏から頂戴したピックアップ レースセンサーと私のハードテイル・ストラトから外したレースセンサーをこのSX-60に移植してやることにしました。

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上がZ氏よりのレースセンサー。
下がハードテイルより外したもの。

製造時期により、これだけ造りが違います。
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上のZ氏より頂いたものはFENDER社との契約が切れた後のモノ。
ハードテイルより外したものは、かなり初期の生産品。
モチロンFENDER社との契約が生きていますから、ピックアップ天面に「Fender Lace Sensor」と入っています。

初期品はかなり黄変が進み、色味が違い過ぎる。
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このままSX-60に搭載したのでは、とてもみっともない。

そこで、初期品にはサンドペーパーをかけて一皮むいてやることにしました。
さらに現行品にもエイジングを施して少し古びた感じにしてやりました。
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この程度にまでもっていけば、それ程違和感は無いでしょう。

しかし、ここで一つ問題がある。
オリジナルの 「0056A」 ピックアップは、YAMAHAの独自開発品ですから、FFENDERのリプレイスメントパーツとして作られたレースセンサーとでは、取り付けネジのピッチが違うんです。
それに 「0056A」 は角型のカバーに包まれてましたから、エスカッションのピックアップ穴の形状も違う。
このままでは取り付け不可能なのです。

そこで、ネットで適合するシングルコイル用エスカッションを探してみましたが、どれも「帯に短し、たすきに長し」
しっくり来るモノが有りません。

そこで、
『無いモノは、自分で作る』
と言う、私の基本方針を発動。

ピックガードごと自作するか、あるいはボディに木ネジを使ったジカ付けと言う方法も考えたのですが、種々検討してみるとあまり良い結果になりそうもない。
んなワケで、エスカッションを自作することにしました。

素材はコレ。
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なんちゅうたらイイのですかねぇ?
練り物の木みたいな材質なんです。

まずは、採寸。
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オリジナルのフロント用エスカッションです。

オリジナルからの形取りに加え、精密なサイズを計り、対象素材に移していきます。
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センター出しは慎重に。
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下書き。
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中をくり抜くために、ドリルで穴をあけテーパリーマや、木工やすりで広げます。
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十分な道具も無いまま始めましたから4時間ほどかかって、やっと背の高いリアピックアップ用の大まかな形が出来ました。
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しかし、このあたりで、かなり嫌に成ってます。
もう一個、しかも、やや背を低くしたモノを作るのは気力的にもかなりキビシイ。

ボディや、ピックアップに仮り組してみましたが、やはりどうも良くない。
進路変更をすることにします。

背の高さは稼げないが、収まりよく出来ると思われたのが、ストラトの使ってないピックガードから切り出す方法。
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Pカッターで慎重に切り進めます。
結構、カッターが脱線して切りたくないところに刃が行っちゃったり、手を傷つけたりするんですよ。
大前提として、
「刃の進行方向には絶対に手を置かない」
と言うのは守っているつもりでも、ウッカリが発生してしまうことはありますからね、気を付けます。

もう少しだ。
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上手に切り出し、サンドペーパーで切断面を滑らかにしてやりました。
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左が今回自作したもの。
右がオリジナルのエスカッション。

ピックアップを仮り組してみました。
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ボディ側のオリジナルキャビティは、一部レースセンサーが当たってしまう箇所があるので、彫刻刀で削ってやりました。。
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少しネジ穴調整などして、ボディに組み付けてみました。
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背の低いエスカッションになった為、ピックアップが大きく上に突出したような状態になっちゃいました。
こうなると、ピックガード面と弦が離れているので、1980年代のストラトに慣れた私は弾きにくい。
指乗せ台としてリッケンバッカーみたいな二階建てのピックガードを作ってやりましょう。

弦を仮り張りして、ピックアップとの位置関係や、ピックアップ取り付けスプリングなどの調整をしてから、一旦パーツ類を外します。
指板に私の好きなスキャロップド加工を施すためです。

FENDER系のネックが外せるものはイイのですが、セットネックタイプは、ギターごと抱えるようにして削らなければならないので、とても疲れます。
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スキャロップド加工についての詳しいことは、当ブログで何度か紹介しているので、そっちも見てね。

加工を終えたローポジション付近。
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ネックジョイント付近。
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加工は上手くいったのですが、浅く埋めてある15、17、19ポジションのインレイが落っこちました。
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これは、過去にストラトでも経験していたので、ある程度予想できたんですけど、ストラトよりも更に浅い下穴の彫り方のようです。

そこで、補修も兼ねたデコレーションにコレを使うことにしました。
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Jockomo社が販売しているインレイ・ステッカーです。

こんな風にして貼ります。
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透明なレタックシートに一度貼りつけてから希望の場所に持ってゆき、その後レタックシートの上から強く圧着してやります。
曲面に上手くなじむか、少し心配だったのですが結果は、しばらく時間が経ってからわかるでしょう。

こんなカンジに出来上がりました。
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IMG_7771.jpg

余ったので、ヘッドにもデコレーション。
IMG_7772.jpg

次に、ピックガードを作ります。
素材は、厚さ1ミリの透明アクリル板。
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ギターに合わせてやりながら、大体の形を下書きします。
エスカッションと同じように慎重に切り進めますが、緩やかな曲線で構成されているので、更に大変。
私は曲線定規を持ってないので、勘一発の勝負です。

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こんな風になりましたが、曲線の一部に不自然なトコロがある。
やすりで仕上げていく過程で、コレを修正してやります。

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オリジナルのピックガードから、少し浮かしてやる為に用意したスペーサー。
黒いワッシャー三枚と、筆の軸を高さ4ミリに切り取ってマジックで黒く塗ったモノ。
下にある台は、写真写りを良くするために白いモノを探していて見つけたクッキーの容器(笑)

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ピックガードの留めネジ二点と共締めにしてやりました。

さあ、出来上がった。
IMG_7774.jpg

8月15日にUPした吉野町【こびとさん】での演奏で、本番デビューしました。
生音は、ジャッキリしていてエッジの効いた音。
しかし歪ますと、ハウリングしやすいね。
その点では、「BILL LAURENCE」のL-250 の方に軍配が上がる。

ボリュームを絞ってゆくと、ハイ落ちが激しいので、このあと500KΩのAカーブに交換してやったんだが、あまり効果は無いみたい。
トーン・ポッドひとつには結線してないダミーの状態だから、コレを廃してハイパス・コンデンサーのON-OFFスイッチでもつけてやりますかな。

FENDERサイズのエスカッションを作ったので、これからはピックアップ換装のバリエーションも増えました。
「SEYMOUR DUNCAN」の SHR-1 HOT RAILS 旧型が一つ余ってるし、「BILL LAURENCE」のL-250 も引き続き探しているので、この先また変貌を遂げるかもしれません。

なお、インレイステッカーは今のトコロ無事ですが、表面のツヤ出しコーテイング被膜が一部はがれました。
でもこのほうが、カサカサした質感で、よりホンモノに近いような気もします。

今後、私の片腕となって働いてくれるでしょう。

ギターコレクション (6) YAMAHA SX-60 紹介編

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YAMAHA SX-60 は、1974年11月に発売され、1976年頃まで3年間ほど製造・販売されたギター。
やや小振りなボディは、あまりギターには使われない桂材が使われています。
ネックは、軽めのメイプルのようです。
重量が2.7~2.9㎏と、とても軽量。
ストラップでぶら下げても、重量バランスは良い。
ゆえに、取り回しがとても楽。
重いギターがシンドくなってきた私にはありがたい。

一見小柄に見えるが、スケールはストラトと同じロングスケール。
しかも意外なことに全長は、ストラトより2センチほど長いんです。


SX型は確か、この他に-80、-90、-125などがあった。
他に、オーダーメイドと思われる SX-COM と呼ばれる高品位生産品もありました。

このSX-60は当時5万円くらいの売価だったから、廉価モデルと言えますかね。
SX-125などは当時12万円だったかなぁ。
中学から高校生の私には買える物じゃなかったし、私が初めてまともな電気ギターであるグレコのSE-700を手にした頃には、このSXは生産を終了しようとしていたワケです。

SXには前期型と後期型があり、発売当初はすべてシングルコイル・ピックアップ搭載で、2ピックアップスと3ピックアップスのバリエーションだった。
3ピックアップスのタイプは、ストラトキャスターと同様の回路で、明らかにストラトを意識したものになっていたね。
センターとフロント、センターとリアのハーフトーンも楽に出せたし。
対して、2ピックアップスのタイプは、テレキャスターを意識したものだった。

後にハムバッカー搭載型も現れ、SXは基本線が二本立てとなります。
その時に、ハムバッカータイプはAシリーズとなり、シングルタイプはBシリーズと呼ばれることとなる。
この大転機以降が後期型、その前が前期型と分けられ、私のSX-60はシングルだけだった頃の前期型です。

リッチーブラックモアが去った後の「DEEP PURPLE」のギタリスト、トミー・ボーリンや「GRAND FUNK RAILROAD」 のマーク・ファーナー、ブルーズロックの雄 ロリーギャラガー、「WISHBONE ASH」のローリー・ワイズフィールド、「THE DOOBIE・BROTHERS」のパット・シモンズ等がこのSX型の高品位モデルを使っていました。
日本では、うじきつよしさん、エディ藩さんなどが使ってました。
YAMAHAとしては珍しい、ダサさのないシャープなデザインが気に入ってて、トミー・ボーリンもマーク・ファーナーも好きだったから欲しかったんだよね。
でもその頃には、生産は終わってるし店頭在庫もほとんど見かけなくなってました。


んで、少年の頃あこがれたギターを大人に成ってから探したんです。
当時の私はPCを持ってなかったので友人の※に頼んで、オクで落としてもらいました。
3ピックアップスのSX-125Bのナチュラル仕上げを求めていたのだけれども、価格的に折り合わず、このSX-60に落ち着きました。
それがもう10数年前かなぁ、たしか38000円。
でもね、古いギターだけあって実用上イロイロと問題もあったのです。


細部を見ていきましょうか。
まずは、ヘッド。
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「デビルヘッド」等とも呼ばれるこの形、そう言えば「魔法使いサリー」のサリーちゃんのお父さんが、こんなヘアスタイルしてたっけ。
もっとも、サリーちゃんのお父さんは悪魔じゃなくて魔法の国の王様ですが。
この天を突く二本のトンガリと、テイルピースからボディエンドまでの距離がストラトより全長が少し長い理由です。

「YAMAHA」のロゴマークは、一部はがれてます。
デカールなんですかね?

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ナット裏はツルペロです。
当時はスカーフジョイントなんて無いから、後ろ倒しは厳禁!
後に、この部分にはボリュートが追加されます。

そして、糸巻きはオリジナルでは無いモノ。
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私が購入した時はオリジナルが付いていたんですけど、それはケースの部分がプラ製でヒビ割れが多数発生していたのです。
んで【ハード・オフ】でジャンクパーツとして売られているモノの中から吟味して購入したシャーラー型糸巻きに交換しました。
メーカーは不明ですが、ヘッドの取り付け穴やネジ穴など無加工で取り付けられたし、動きもスムーズで遊びも少ない。
加工精度の高さからみて、たぶん日本製だと思われます。

ネックのローポジション付近。
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指板はローズウッドかな。
ポジションマークは、ドットの平凡なタイプでパーロイドでしょう。
ナットはプラスチック。

ネックジョイント付近。
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フレットは八分山程度。
中古としては、良く残っている方です。

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ダブルカッタウェイのヒール付近は滑らかに成形され、ハイポジションが弾きやすい。

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ピックアップは、YAMAHAオリジナル設計のアルニコ・マグネット採用のシングルコイルが二発。
調べてみると、「0056A」 という型番のようです。

かなりエッジの立った音で、ザクザクきざむコードワークなどには最適。
同じピックアップ・レイアウトではありますがテレキャスターよりは、マスタングに近い音質かな。
でも、マスタングほど軽くはない中音域の響きが好みなんです。
ここら辺は、ボディの材による影響でしょうね。

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コントロール部分は、元々2ボリューム2トーンでしたが、ストラト弾きの私には、ボリュームが二つ有ると言うのが複雑極まりないコトなんです。
手に入れてすぐに1ボリューム2トーンに変更してしまいました。
ボリュームを一個撤去した穴にセレクタースイッチを移し、元のセレクター穴にはサイドに在ったアウトプット・ジャックを配置してトップジャック仕様にしました。
今現在は、トーンもひとつでイイなと考えています。

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ブリッジはチューン・オー・マチックスタイル。
サドルはプラスチック製で、少し頼りないから交換したかったものの、ここまで使ってきて特に問題は無かったのでそのまんま。

後ろ姿。
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割りとツマンナイ(笑)

カラーは黒だと思いますが、よ~く見ると、とても濃いブルーなんです。
そして、光線の具合によってはシースルーっぽく桂材の大まかな木目が見えます。
コレは経年変化による退色が作用しているのかな? その点はよくわかりません。


それでは、ピックガードをあけてみます。
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キャビティーには、ノイズ対策の導電塗料が塗られています。

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アウトプット・ジャックのコールドの他に、弦をグランドに落とす為にテイルピースに向かっている配線がこの導電塗料に端子を介して接続されています。
なかなか細かい仕事ぶりだね。

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画面右手がヘッド方向です。

昔のギターにはタマにあるんだけど、250MΩなんつぅポッドが使われてます。
それから、ハイ落ちを防ぐためにハイパス・フィルターの役割をするコンデンサーがボリュームポッドに噛まされてます。
コレはFENDERのテレキャスターなどにも使われている方法だけど、音量の変化曲線が変わっちゃうんだよね。
つまみの目盛りが0から1あたりで急に上がって、後はほとんど変化が無いようなカンジに成っちゃう。
私は演奏中でも、頻繁にボリューム操作をするので、これじゃマズイんですわ。

ピックアップは、エスカッションでボディに取り付けられています。
だから、ピックガードを外してもボディに付いたまんま。
コレは後々の電装品交換や、調整に便利なんです。
ピックガードを外すだけで、弦は張ったままアンプからの出音を聞きながら作業できますからね。


次にピックアップを、ボディからエスカッションごと外し、
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裏返してみると
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「SX-60」のスタンプ。
前期型は高品位モデルも全て「0056A」が付いていたはずで、ならば特に「SX-60」と区別する必要はないように思うんだけど・・・・・ここらへん、ちょっと謎ですねぇ。

カバーも外してみました。
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コイルには、青いビニールテープが巻いてあります。
ハウリング対策と巻き線の保護だとは思いますが、これじゃぁ不十分だよなぁ。
大音量で歪ますと、ハウリング大会になってしまう。
ポールピースは、面取りの無いスタガード・タイプ。

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指板には「87557」というシリアルナンバーらしきものが見えます。
この五桁の数字の表す意味はよく分かりません。
このシリアルナンバーが、後期型ではヘッド裏に移行しています。

ネックの仕込み部分は、フロントピックアップ・キャビティーの下にまでおよんでいます。
いわゆる「ディープ・ジョイント」というやつです。


さて、ユニークなこのギターですが、現代的な使い方をするには不都合な点が多々ある。
古楽器でも実用性が低ければ改造してしまうのが私のやり方。
近代化改装を施してやることにします。

以下、次回!

ギターコレクション (番外編) ギブソン B-25 改造およびメンテナンス

音楽仲間のマナブさんから、ギターをお預かりしてます。
1967年製のギブソンB-25です。
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ギブソン社のスモールボディ・モデルのB-25は、はじめLG2と言う名称でした。
後に固定式のブリッジが弦高調節可能なアジャスタブルとなり、サドルもプラスチック製に変更され、B-25と名称変更されました。
マーティンの00シリーズに近い小型のボディに14ポジションネックジョイント、ナロウネック、レギュラースケールよりもやや短いGibson scale(24.75インチ)採用と、代表機種のJ-45に対してステューデントモデル(入門器)と言う位置づけでした。

しかし、取り回しの楽さや、カラリと乾いた中音域の響きなどが弾き語りに最適で、今でも愛用者が多く、コンディションの良い1960年代~1970年代のモノは高値で取引されています。

さて、上の写真のB-25、後付けのピックアップが付いてますが、出力ケーブル及びジャックはダラリとそとに出たまんま。
これをボディ内配線のエンドピンジャックにして欲しいとの依頼。
正月休みを利用して改造作業にかかりました。
工賃は、崎陽軒のシウマイ30個入り一箱です(笑)

さて、まずはこのギターを観察してみます(ヒトのギターなのに)

後姿。
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バック&サイド、ネックともマホガニーです。
トップはスプルース、指板は、よくわからないけど、ハカランダに似ているように思えます。

ヘッド。
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御存じ、真ん中分けヘアースタイルのスモールタイプ。
ロゴは金文字。
ブリッジプレートが剥がれて修理の経歴があるとのことなので、弦はゆるめてあります。

弦巻き。
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片側3連のクルーソンデラックスが使われています。
ケースにあいた穴は、グリース注入口。
ツマミはプラスチック製。

タカミネのサウンドホールピックアップ「TriAx」
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普通にセットすると、1~2弦がポールピースからハズレてしまいます。
この点も、ちょっと工夫が必要。

このピックアップ、単体売りだと36000円もします。
中古なら立派なエレアコが買えてしまう!
だけど、マグネティックでの弦振動だけでなく、ボディの振動も拾う構造になっていて、さすがに高いだけあって実にナチュラルな出音です。
本体は、プリアンプと一体になっており、裏側にはアクティブ・パッシブの切り替えスイッチが付いています。
小さなボリュームも付いて、手元で操作できるのは便利。
2032型ボタン電池で作動。

アジャスタブルなブリッジサドル。
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弦高調整可能なサドルと言うと、生ギターの場合どうしてもサスティーンが無くなりがちであることが多いんですが、このギターでは特に問題は無いようです。

ピックアップを取り出してみました。
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出力ケーブルはジャック・プラグ式になっていて、利便性が高いね。

エンドピンジャックのアップ。
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ギターのエンドピンを取り付ける部分は木材のブロックになっているので、その厚みを正確に計測することが重要になってきます。
2つの固定用ナット間の長さがそれで決まります。
しかし、サウンドホールから手を突っ込んでみても、私の腕では上手に測れない。
細い腕の人なら届くんでしょうね。
ならば、メンドウですがイチイチ現物合わせでやるしかないな。

まずは、オリジナルのエンドピンをはずして、ハンドドリルで穴あけ。
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ゴリゴリ、ゴリゴリ。
軸線に対して傾かないように慎重に。
私はカンでやってしまいますが、細いキリから順番に太いものに替えてゆくと傾かないで上手にできます。

私は10ミリまでのキリしか持ってないので、テーパーリーマを使って適切な径にまで広げてやります。
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ゴリゴリ、ゴリゴリ。

苦労して、何度も現物合わせを行い、やっと適切な飛び出し長さに成りました。
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あとは、エンドピン型のスリーブを取り付けてやる。
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配線および、エンドピンジャックの工事はこれで終わり。
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ピックアップは少し回転させてやると、ポールピースと弦との位置関係はバッチリ決まります。
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見映えはあんまり良くないけれど、この状態で暫く使ってもらいますか。
気に入らないなら、まっすぐに直しても、コード弾きでジャカスカ演奏する分には、それほど影響は無さそうです。

後は弦高や、ネックのトラスロッド調整をしてやり、クリーニングして完成。
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なにぶん古いギターなので、サドルや、トラスロッドの調整はおっかなびっくりで行いました。
接着剤や、プラスチック部などは経年劣化が進んでいる事が多く、トラスロッドを回すとネックがミシミシいったり、プラスチックは普通に扱っていても割れてしまう事などもあるからです。
今回はそんなトラブルもなく、無事終わりました。

リペア前に比べて格段に弾きやすくなり、ピックアップからの出音もノイズレスで心地よい。
ハウリングもしにくく、かなりの大音量でもイケそうです。
マナブさんの良き相棒となってくれることでしょう。

※ この記事は、オウナーのマナブさんの承諾を得て掲載しています。

ギターコレクション (5) 「ヤマキ」ストラトキャスター型ギター 型番不明

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1970年代から1980年代のはじめ頃まで、アコーステイックギターでかなり高い評価を得ていた「ヤマキ」
今でも、コンディションの良い中古品は高値で取引されています。
そんな「ヤマキ」が電気ギターも作っていたとは、このストラト型を拾うまで知らなかった!

そう、このナチュラルボディのストラト型ギターは、ウチの近所に粗大ゴミとしてバラバラな状態で捨てられていたのです。
部品取りにあった状態で、所々パーツが欠品してましたが、ネック、ボディ、ピックアップ(以下、PUと略)、糸巻、ブリッジユニットなどはしっかりしており、十分復元可能と判断しました。

私の手持ちのジャンクパーツから補完してやり、復元したのが上の写真の姿ですが、新たに買ったパーツは無いのでこの時点での復元費用は 0円。
しかし、補完したアームに黒色塗装が施してあるなどトータルコーディネートとしてはやや見栄えが悪い。

今回、友人の※などが協力してくれてビルローレンスのPU L-250が三つ揃ったので、PU交換と配線材をベルデンの高品位な物に替えてやることにしました。
セレクタースイッチ、ボリューム、トーンなどは特に問題が無いので、そのまま使います。

フレットは七分山で、かなり磨滅が進んでます。
更にFENDERよりもフラットなアールを持つ指板なので、チョーキングやトリルがやりにくい。
私の好きなスキャロップド指板に加工をしてやります。

ボディは、コンター加工の深いオールドスタイルで、割りと軽めなので材はアルダーなのかな?
あるいはジャパンアッシュとも呼ばれるセン?
2ピースで構成されています。
もっとも、1ピースボディなんてのは、よほどハイグレードなモデルに限られる話で、当時の日本製ではまずお目に掛かれません。
また、木材の収縮や変形を考慮すると、3ピース以上が望ましい、と言う説もあります。
塗装は、ポリウレタンやラッカーではなく、カシューでもないし、オイルサテンとも違う?
薄いニス塗装みたいなカンジで、素性がよくわからない仕上げ。
あえて目止めを施しておらず、材が呼吸できる状態にしてあるようです。



まずはバラします。
この「ヤマキ」のギター、FENDER STRATOCASTER の1954年型をコピーしていますが、単に真似ているだけではなく、オリジナルを元にしつつ、各所に独創的な工夫がされています。

まずこれ。
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ネックエンドにあるトラスロッドの差込口をネックジョイントプレート面に引き出しているのです。
ウォームギヤを使い、力の伝達経路を90度曲げて、ピックガードや弦を外さなくてもトラスロッド調整が出来るようになってるのです。
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すごいアイデアだと思うのですけど、トラス調整は一度終えれば、後はそう頻繁に行うものではないので、その必要性にはやや疑問があります。
ただ、スタジオミユージシャンの方などは、曲想・曲風により弦のゲージを変えたりする人がいるので、そういう場合には便利な機能でしょう。

また、この機構のザグリに掛かるように三桁の数字がスタンプされていますが、どうやらコレが型番を表しているよう。
上半分が切れて、600とも800とも読み取れ、判然としません。

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1954年型の特徴である丸型ストリングガイド。
ブランドネームは、金色文字に黒のふちどり。
「PERFORMER」と言うのがモデル名のよう。
ネットで調べてみたのですが、ヒット数は少なく、型番を特定することはできませんでした。
おそらく、1970年代後半から1980年代前半に作られた6万円~8万円クラスの物ではないかと思います。
市場に出回っている玉数が少ないようで、データ不足です。

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そして、またこの部分にもオリジナルなアイデアが使われています。
ナットから弦は糸巻のポストに向かって折れるのですが、このヤマキのギターでは、横方向にも、ギターかまえた状態の天地で言うと、地に向かって折れているのです。

ストラトでは、アーミングストロークの大きな個体の場合、思いっきりアームダウンすると、弦がナット溝から飛び出してしまうコトがあるんです。
私のU.S.A FENDER ANTIGUA がそうでした。
そんなトラブルを防ぐために、より大きなテンションを稼ぐ工夫かと思われます。

糸巻には「YAMAKI」の文字と、ゴトー製をあらわす「G」のマークが入ったロートマチックタイプが使われています。
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ブリッジ部は、サドルの可動ストロークがFENDERよりも約2ミリ長くなっています。
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ストラト型ギターでは、オクターブチューニングの際にサドルをボディエンド側に動かしていくと、オクターブが合う前に、サドルネジ固定部分にブチあたってしまい、行き詰まってしまうことが良くあります。
その問題を解消するためにこうなっているのでしょう。
コレも、オリジナルをコピーするだけではない「ヤマキ」の感心出来る方針が活かされている点ですね。

トレモロアームも、かなり太いものが採用されており、FENDERでは頻繁にアームを折っていた私ですが、これなら安心してグニョグニョアーミングもできます。

アーミング後の音程狂度は、カウンターアーミングをしてやれば、私が通常使っているKORGのクリップ式チューニングメーター AW-2で計って、6弦.5弦がほぼ二目盛程度に収まり、他の弦は限りなく0目盛に近いので、実用上はまず問題ないでしょう。(チューニングメーターにより精度は異なります)



さて、ネックの加工からはじめます。
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まずは、木工用鉄ヤスリの半丸を使って荒削り。
5ポジション付近から始めているけど、特に大きな理由は有りません。
やりやすい所から、です。

ネックエンド側ほど深く、一弦側ほど深く削ってやります。
フレットをキズ付けないように・・・・・と言いたいところですが、後でフレットのファイリングもしてやるのでこの段階では特に気にせず、マスキングも無し(笑)

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荒削りを終えた状態。

フレット間隔が詰まってくるハイポジションは直径の細い丸ヤスリを使いました。
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ヤスリの刃がカジッた跡が無数に残っています。
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荒目のサンドペーパーをかけて、この跡を消してゆきます。
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この時に、まちまちな削り深さや、スキャロップド面の不ぞろいなアールを修正してやります。

サンドペーパー処理が終わったら、塗装の準備に入ります。
まずは目止め処理。

砥の粉を塗ってから、半乾きの頃に布で粗拭きします。
この目止め処理を行わないと、木目の小さな空洞部分に塗料が染み込んでしまい、何度塗っても塗料がのらない状態になってしまいます。
ただ目の詰まった固い材質だと、この処理を行わなくても塗装可能な場合もあります。
ネックの材であるメイプルは、割りと固い木材なので、砥の粉処理は二回で十分でしょう。

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砥の粉の拭き取りを終えた状態。

砥の粉を塗って、半乾きの拭き上げを繰り返す間に、電装品の交換作業を同時に始めます。

ピックガードを開けてみる。
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ピックガード裏には全面にノイズ対策用のアルミ箔が貼ってありますが、今まで使ってきて特にハイ落ちなどは感じませんでしたから、そのままにします。

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「ヤマキ」が自社開発したPUは、ポールピースに導電塗料を塗ってまとめてアースに落としてあります。

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切れやすい巻き線部分の露出も、上からコーティングをかけています。
なかなか細かいトコロまで気を配った丁寧な仕事振りがうかがえますねぇ。

さて、これらのPUを外して、ビルローレンス L-250を組み付けて、PUから出ているワイヤは結束してやりました。
ビルローレンス L-250については、何度かこのブログで紹介しているので省略ね。
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あらかじめ、ピックガードのPU穴は L-250に合わせて広げてあります。
日本の多くのシングルタイプに比べてやや大きく出来ているのは、わかってましたから。
FENDER なら、ほぼ無加工で付くのですが、やはりインチ規格とメートル規格の違いで同じ大きさに作ったつもりでも微妙な違いが生じるのでしょうね。

次に、ボディに仮組みしてやって当たりをみます。
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ほんの少し、ピックガードが浮いてしまう。

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L-250 はオリジナルのPUよりもだいぶ背が高い(厚みがある)ため、取り付けネジも長くなっています。
取り付けネジおよび、PUからのワイヤがキャビティー底面につかえてしまうようです。
赤い線でかこんだ部分です。
リアPUの取り付けネジは、やや短いため、たぶん大丈夫だけど、念のためにやはり浅い穴をあけました。

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PU取り付けネジが当たる部分にハンドドリルで浅い穴をあけてやりました。

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これ、深すぎるとウラのトレモロユニットのスプリングキャビティーまで貫通してしまいますから注意。
同様に、ワイヤの当たる部分にもドリルで浅い穴を無数にあけ、彫刻刀の丸刀で溝を掘ってやりました。

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PUからのワイヤが集まる箇所は、ピックガードで見えなくなる範囲内で、ブリッジ方向へ横に逃げてやることにしました。
写真は加工中で、終了後はもっと広がります。

ふたたび、ボディに仮組みしてやって、不都合が無ければ電装品の交換および、ボディ加工は終了。



さて、ネックの方は砥の粉処理を終え、中塗りのサンディングシーラーを塗っては研磨、塗っては研磨の繰り返し。
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写真は、一回目の研磨終了後。
下地が出てきますから、また塗ります。

この中塗り作業の途中で、フレットのファイリングを行います。
今まで使ってきてフレット山の高さは、ほぼ問題が無く、音ヅマリなどの不都合は出ていません。
したがって、磨滅して天面が平らになっている断面形状だけを直してやります。

こんな道具を使います。
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フレットヤスリと言って、ヤスリ面がアールを描いているのです。
このヤスリで、フレット天面に毛筋一本ほどの非切削部分が残るように削ります。

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ゴリゴリ。

極端に書くとこんなカンジ。
無題
実際は、こんなにたくさん削りません。

そしてまたサンディングシーラーを塗って研磨作業。
この時フレット側面も研磨してやります。
都合、四回目で下地を覆うようにサンディングシーラーが全体にのり、平滑面が出てきました。

あとは、トップコートのクリアラッカーを塗って仕上げます。
でもこれも、一回で決まることはマレで、と言うか、一回で決めようとせず、二回三回塗っては研磨が普通。
塗装作業は、電工や木工などとは違って、根気強さが肝要です。

クリアラッカー塗り。
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私は、スプレーガンを持っていないので、全て手塗りです。


クリアラッカーを塗り終わり、十分に乾燥させたら仕上げの研磨。
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左から、よーこちゃんの会社の金属磨きピカール、これは塗装の場合荒目に相当。
次が装飾品などに使う銀磨き、これは細目。
いちばん右が、プランモデル用のコンパウンドで、仕上げに相当します。

磨き終了後の指板面。
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ちょっとゴミが付いてます(笑)

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少し中塗り研磨が不十分なところもあるのですが、突き詰めるとキリが無い。
ある程度のトコロで、妥協点を見付けださないといつまで経っても出来上がらない。

この後、三日間ほど放置して、塗装の収縮率の違い等による割れや、たるみが出てこなければボディに組み付けてやります。



完成!
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PUが黒くなったので、トレモロアームも黒塗装のママにしました。
弦は、今まで張ってあった古いモノを使い、当たりをみてやります。
この時にナットの弦溝や、弦高を調整します。
更にアンプに通して、回路に異常がないことを確認してから、一週間ほど放置。
それでも各所に不都合は出てこなかったので、新しいエリクサーの弦に交換してやりました。

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今後、私の新たな相棒として働いてくれるハズです。

「GREENROOM FESTIVAL'14」でFENDERのTシャツ

M氏夫妻より、赤レンガパークで行われているイベントにFENDERのショップが出店しているとの情報を得ました。
私の愛器は FENDERのSTRATOCASTER だし、根っからのFENDERファンであるから捨て置けずに、行ってきました。

チャリンコをゆっくり走らせ、自宅から30分ほどで到着。
「GREENROOM FESTIVAL'14」
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赤レンガ倉庫の裏手ではコンサートもやってました。

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鉄道コンテナを利用したブースで三店舗出店。
島村楽器が運営しているんですな。
オープンの10:00前に着いたので、まだ人は少なくゆっくりと物色。

あれもこれも欲しいモノは多いが、あいにく懐は寂しい

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Tシャツ(2500円)だけ買ってかえりましたとさ。

スタジオの仕事をやることになりました

二十五~六年ぶりです。
ある方々のオリジナル楽曲をCD化するためです。
ギャラは取っ払いに近い状態で受け取り、翌日には飲んじゃいました(激笑)

ポップでどシンプルな曲がふたつなので、ギターの音もクリーン・トーン中心にケレン味の無いものにしようと思ってます。

となると浮上してきたのがこの娘。
1976年製のグレコ(富士弦楽器製)「SE-700 プロジェクト」です。
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最近、ピックアップ・ロケイションを変えまして、フロントとリアがビルローレンスのL-250、センターが70年代のフェンダー製シングルコイルに成りました。
今までの私は、ほぼフロントは使わない派だったんですが、半年くらい前からフロント・トーンに目覚め、私の人生初のこんな組み合わせに成ったのです。

そしてコイツ、このピックアップ配置によって、私の所有するストラトおよびストラト型ギターの中で最も好みのハーフ・トーンが出るようになりました。
フロント&センターは温もりの有る鼻つまみ音、センター&リアはシャリシャリ感が前に出て、エッジの効いた正にベル・トーン。

レコーディングはコイツでおこなってみます。
そして、しばらく使ってみて具合が良ければ他のストラトも、このピックアップ・ロケイションになるかもしれない。

関連記事はコチラ。
http://763422.blog90.fc2.com/blog-entry-226.html

FENDER

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ユニクロの企業コラボシリーズ。

FENDERがTシャツとパンツになっちゃいました。
いえぃ! オイラの股間はベルトーンだぜぃ!!(←わけわからん)

ギターコレクション (4) ’79 FENDER STRATOCASTER OLYMPICWHITE

さあ、連休を利用してギターの改造とC整備を行ってやるよ。

関連記事 ANTIGUA ストラト D 整備の記事はコチラ。
http://763422.blog90.fc2.com/blog-entry-1427.html

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'79 FENDER STRATOCASTER OLYMPIC WHITE

このストラト、ボディカラーがクリームホワイトに見えるけど、購入時は純白でした。
30年以上使った経年変化なんですねぇ。
オイラが19歳の時にフェンダー社の輸入総代理店である銀座の山野楽器で購入。
当時のフェンダー社の希望小売り価格は25万円だったけど、たしか23万8千円くらいで購入。
その頃のオイラは昼は学生、夜はハコバンだったから遊んでるヒマはなく、金が溜まる一方のネカチモだったのです。
しかし、なにぶん昔の事なので、価格については確かかどうか分かりません。

改造と言うのは、フロントポジション用に探していた Bill Lawrence のピックアップ L-250が手に入ったので交換してやるのです。
あっ、ちなみに ANTIGUA のストラトも少し前にフロント・ピックアップを L-250に交換済みです。

それから、C整備はパーツ単位までの分解はしなくて、各部のクリーニングおよび緩んだネジの締め直しと、ピックアップ・アクションや弦高、トレモロユニットの調整などを行ってやります。
ネックコンディションや、オクターブピッチは弦交換(A整備)のたびに見てやっているけど、その程度のメンテナンスは当然B整備およびC整備にも含まれるので、このC整備は年に一回くらいは行ってやります。

まずは細部を見ていきます。

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CBS買収後のいわゆるデカヘッド。
だいぶ変色して飴色というか茶色。
弦を外してから、ストリングガイドや、糸巻のネジを締め直してやります。
弦を張ったままだと小さなガタつき等が感知できない為です。

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糸巻はシャーラーのミニ6。
ミニ6には裏側のネジ止めが二点と一点のものがあるようで、コレは二点止め。
生産時期による違いなのでしょうか。
元々付いていたフェンダー・キィのネジ穴は塞いで塗装するべきなのですが、クリア・ラッカーで薄利防止をしただけ。

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シリアルナンバーは S908106。
1979年製と思われますが、前回の ANTIGUA よりは先の製造みたいで、ロゴマーク・デカールの貼り付け位置や、ブリッツの形状が微妙に異なります。

左が今回の OLYMPIC WHITE で右が ANTIGUA です。
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ブリッツおよびナット周辺のアップ。
弦ミゾが黒ずんでいるのは、炭素系潤滑オイルを塗っているため。
フレットは一度打ちかえているので純正品ではありませんが、かなりオリジナルに近いモノ。
指板面には、自作のスキャロップド加工がしてあります。

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各ポジションのブリッジ側ほど深く、また6弦側よりも1弦側の方が深くなるように削ってあります。
指板のフチは塗装の剥がれが激しいな。
今回は塗料を用意していないので次回のD整備の時にでも補修してやりましょう。

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12ポジション付近。
せっかちな性格の為、木工やすりのアシが残っています。
もっと丁寧に前の番手のアシを消すようにやらなければイケマセン、本当は。

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ネックジョイント付近。
手が当たるところは、ほとんどトップコートが磨滅して着色部が露出しています。
まぁ、有名な話なんですが70年代の半ば頃からのフェンダー製はこのトップコートの変色が激しいんですよ。
下の着色部は結構キレイな白色です。
んで、この白色の上に黄変したトップコートが乗っているからクリーム色に見えちゃうんです。
プリCBS時代は全くトップコートをかけない仕上げもあったようで、そのためコンディションの良いモノの中には鮮やかな純白が残っていたりする個体もあり、他のカラーも同様でしょう。

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サーキットはスタンダードなワン・ヴォリューム ツー・トーンに5ポジションセレクター。
ピックアップ・レイアウトはリアとセンターが Bill Lawrence L-250。
製造年代の違いによるものか、リアの方がややグレーがかった色合い。
フロントがセイモア・ダンカンの SSL-1 VINTAGE STAGGERED STRATO。
この SSL-1、ポールピースがスタガード、いわゆるデコボコポールピースと呼ばれるタイプ。
軽く歪ますと、とても良いカンジの音なんですが、やはりノイズが気になるので 今回 L-250に交換してやるんです。

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ブリッジサドルは ANTIGUA と同じくグラフテック社のストリング・セイバーを使用。
オリジナルの金属製と比べると、柔らかい材質の為、若干音のレスポンスが鈍くなるようですが、まぁ許容範囲内。
テレキャスのような「ぱきーん」とハジける音が好きな方は金属製の方が良いでしょう。
私はアーミング時の安定性と、弦切れ対策を優先しての選択で、こうなりました。

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コンターの様子。
肘が当たる個所や、カドはやはりトップコートが剥がれて白色が出てます。
プリCBSの70年代前半のモノはこのコンター加工が深いんです。
もっと削ったほうが総重量が軽くなると思うんですがねぇ。
私の持っている三本のフェンダー製ストラトは、どれも重いんです。
もっとも、ストラップで吊り下げた時にヘッド落ちしちゃうと困るんですが・・・・・

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ボディ裏。
バックパネルには
「警告! このギターはビル・ローレンスのピックアップで武装している」
と言う、例の勇ましいステッカーが貼ってありますが、かなり擦り切れ気味。

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ジョイントプレートは三点止め。
マイクロ・ティルトと言うネックの仕込み角調整機能は、ネック取り付け強度の低下を招きました。
コレを嫌って従来の四点止めに改造する人もいるほど。
私も演奏中に、当時のハードロック・バンドがよくやる激しい「ネック振り」をしていて、
「こきっ」
となって、一気にチュウニングが大狂いとなり、激パニに陥ったことがあります。
以来、マイクロ・ティルト機能は使わず、ネックポケットの底にベタ付けの状態にしてあります。

さあ、それではピックガードを外しましょう。
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ANTIGUA 同様の激しい変色がみられます。
しかし、ANTIGUA とは違ってキャビティ内の導電塗装はまったく施されておりません。
ピックガード裏の電装パーツ付近のアルミ箔によるシールドも最小限で、ピックガード裏全面に施されたタイプではありません。
フェンダー社は、これで十分と判断しているのでしょう。

でもね、私はコレじゃ不十分と感じて、ピックガード裏全面と、キャビティ内側全面に料理用のアルミホイルを両面テープで張っていた時期があるんです。
でも、ピックガード裏のシールド材とのアース落としを接触通電にしていたので、演奏中にピックガードに指を置くと「しゃりしゃり」と言うノイズが出てしまい、ほどなくして剥がしてしまいました。

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キャビティの様子。
アルミ箔を貼っていた名残りの両面テープ跡が見えます。
フロント・ピックアップ・キャビティの底に書かれた赤いマジック書きは何でしょうね。
小文字の h にも見えるし、ヘッド側から見れば数字の 4 とも読めないことはない。
ボディ・デイトの丸いシールは、上から塗装がかけられて読めません。
リア・ピックアップ・キャビティの底は私が掘り込みました。
L-250 は通常のシングルコイルタイプよりも背が高いため、配線がつかえてしまうからです。

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ボディに貼られたシリアルナンバーのシール。
元々はピックガードの裏に貼られていたハズですが、今はココについてます(笑)
なんと、ヘッドのシリアルナンバーと一致してます。
一致する方が珍しいケースだと私は思うんですけど、そのへん、どうなんでしょう?
もう一本のハードテイル(アームレス)のストラトも調べてみないと・・・・・

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センターに付いている80年代中頃に作られた L-250。
現在のモノとは違い、ガラス・エポキシで固められているため、中の構造がよく分かります。
現行品は黒いエポキシ樹脂です。
ブレードタイプのポールピースを挟んで、縦に(ボディに対して90度に)二つのコイルが組み込まれているため、背が高く(厚く)なっちゃうんです。

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電装パーツはほぼオリジナル。
CRLの5ウェイ・セレクタースイッチに、ヴォリュームとトーンは CTSの250K Aカーブ。
コンデンサーはフロント&センター共用のセラミック・コンデンサーで、0.05マイクロファラド。
配線材はほぼベルデン。
一部にグリーンのビニール被覆線が使われていますが、コレも今回ベルデンに取り替えてやります。

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これがベルデンの線材。
入手した L-250 はフロント・ポジションに使うには短いリード線だったので、この線材で延長してやります。

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長さの足りないリード線に、重ね合わせ接合でハンダ付け。
接合部には熱収縮チューブをかぶせて保護。

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更に接合部全体を、右側に少し見えている黒い一回り大きめの熱収縮チューブで覆ってやって、延長工事は終了。

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取り外したセイモア・ダンカンの SSL-1 VINTAGE STAGGERED STRATO。

各ポールピースのカドが面取りしてあるなど丁寧な作り。
リード線はシールド線ではなく、二本の単線。
ここらへんはフェンダーに合わせてのことでしょうか。

二十年以上にわたって働いてくれて、ありがとう。
長年、お疲れさんでした。

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L-250の方は延長したリード線をセレクターとアース部にハンダ付けしてやって配線終了。
後はグリーンのビニール被覆線を交換してやる。

次に、ピックガードをボディにビス三本で仮り組付けしてやってから、新しい弦を張り出音をチェック。
逆位相になってたりすると、ハーフ・ポジションにした時に鼻をつまんだようなフェイズアウト・サウンドになっちゃうからね。
ヴォリュームやトーンの効き、セレクターの働きもチェックしてやって、配線に誤りが無いコトを確認したら全部のビスで本組み付け。

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三つのピックアップが全て、L-250になりました。(製造年代により音にも微妙な違いがあるんだけどね)

C整備にも含まれる、オクターブ・ピッチ、弦高、トレモロユニットのクリーニングおよび調整などを終えて、ギター全体をワックス磨きしてやって今回の整備は終了。

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ほぼ同一の仕様となった二本のストラト。
今後も私のメインギターとして頑張ってもらいます。
でも、頑張らせるには適切な手入れが必要。
自己流の私のリペアが適切かどうかはワカラナイ。
プロからみれば笑っちゃうようなコト、憤慨するような部分もあるかもしれません。
が、今のところ各ギターに不都合は顕れてないから、良しとしましょうか。

ギターコレクション (5) ’79 FENDER STRATOCASTER ANTIGUA

このところ、ヒトのギターの面倒ばかり見てやっていた。
自分のギターを放うりっぱなしにしてちゃぁイカンよな。

っうことで、夏休みを利用して
1979年製 USA FENDER STRATOCASTER ANTIGUA のD整備を行ってやるとしよう。

と、同時に私のギターコレクションの紹介でもあります。
順番から言うと
「ギターコレクション (4) ’79 FENDER STRATOCASTER OLYMPIC WHITE」
が先になるんだけど、D整備を行ったのを機会にソチラをふっ飛ばしての逆順となりました。
あはは、オリンピックホワイトはそのうちやるさ。 

因みに、D整備と言うのは航空機の整備で使われる言葉で、それにならって私が勝手に言っているだけです。
楽器に使う言葉ではないのです。

内容は国や航空会社によって少しずつ違うけど、何年かに一度行うパーツ単位にまでバラバラにして徹底的にクリーニングや、補修、劣化部品の交換などを行う最も大掛かりな整備のことです。

このアンティグアは5,6年前にこのD整備をやったけど、私は明確に何年毎と決めている訳ではないので状態が悪くなってきた頃の、気圧配置も安定した御日柄の良い日に決行するのです。

コイツです。
アンティグア (1)
この4年間ぐらいメインギターとして働いてくれたので、ラッカー塗装の経年変化や劣化、各所に痛みなどが発生しているハズ。

まずは、細部を見てくださいね。

アンティグア (11)
弦をはずしたヘッド。
いわゆるラージヘッドとか、デカヘッドと呼ばれるタイプです。
フェンダー社がCBSに買収されて経営組織や商品内容の大幅な変更を余儀なくされた時期にこのようなデザインになりました。
細身のオールド・クローシャン・ヘッドと呼ばれるモノの方が今でも人気は高いね。

特徴的なのが、指板前方に飛び出している銀色のパーツでブリッツと呼ばれるトラスロッド操作用のモノ。
CBS買収以前は(プリCBSと呼びます)ネックエンドでトラスロッドを操作していたけど、ネックを外すか、弦を緩めてピックガードを外さないと操作が出来なかったため、このようなカタチに改善されました。(後年、ブリッツタイプではない埋め込み式のものも出てきた)

ヘッドの表面はかなりキズだらけだし、塗装の劣化も見られるので軽くサンドペーパーで研磨してコンパウンドなどで仕上げてやりましょう。
それにしても、USAフェンダー製のギターはヘッド表面だけ違う塗料が塗られているらしく、焼けによる経年変化が激しいね。ほぼ茶色になってます。

アンティグア (12)
ヘッド裏。
コチラはメイプル地肌にクリア塗装をした普通の色合い。

糸巻きは、シャーラー社のMINI6に換えてある。
小さなボディだが、さすがのドイツ製。
高い加工精度で信頼できるスグレもの。

菱形のステッカーはビルローレンスのPUを買ったらオマケに付いていたモノ。
「警告!このギターはビルローレンスのピックアップで武装している」
なんて勇ましいことが書いてありますな。

アンティグア (14)
フェンダー社のロゴとシリアルナンバー。
ロゴは金フチの黒文字。
プリCBSのモノは、いわゆるスパゲティ・ロゴと呼ばれるウニョウニョした字体でした。

シリアルナンバーより、1979年製であることが推測できる。
しかし、パーツによりシリアルナンバーは異なっており、厳密な製造年月日を割り出すことは不可能。
また、そんなことをするのもナンセンス。
理由は後述。

アンティグア (16)
私自身が加工したスキャロップド・フィンガーボード。
かなり深い彫り込みで、リッチーさんよりはインギーさんのに近いかな?
アンティグア (17)

アンティグア (13)
ナットとブリッツ周辺。

ナットの弦ミゾが黒ずんでいるのは、グラファイト系の潤滑油を塗っているため。
もちろんアーミングによる音程狂いに対する措置です。

弦ミゾ磨滅による弦高低下のため、何度か底上げしてしている。
ナットの手が当たる側の角が落としてある点は心憎い工夫。
ブリッツは、ほぼ同時期製造のオリンピックホワイトのものとは微妙に形が異なる。

アンティグア (18)
三点どめのジョイントプレート。
コレはネックの仕込み角度を変えられるマイクロティルトと言う機構を内蔵しているため。
フェンダー社のHPを見ると、微妙な弦高調整は、この機構により行うように書いてある。
面白いアイデアだと思うが、ネック取り付け強度が低下するため不評だった。
激しいアクションなんかをやると「こきっ」って横ズレするんだよね。
そのため私はネックポケットの底にベタ付けした状態にしてます。

アンティグア (2)
トレモロユニットの裏ブタをあけたところ。
スプリングは三本の斜めがけ。
リバーブ共鳴を防ぐため、スプリングとフタのあいだにスポンジを挟んである。

アンティグア (3)
このスプリングがひどいんだ。
イナーシャブロックに引っ掛ける爪の長さがまちまちだし、爪の向きをそろえると反対側の丸い部分は向きが、これ又まちまち。
日本製だったら考えられない大雑把さだわね。

アンティグア (7)
電装品をピックガードごとハズしたところ。
経年変化による色焼けが激しいね。

キャビテイ内には丁寧に導電塗料が塗られている。
この電磁シールドを意図した導電塗装、オリンッピックホワイトの方には全く施されていない。
同時期の生産なのに仕様がまったく異なる。謎だ。

アンティグア (6)
ピックガード裏のコントロール部分。
セレクタースイッチは CRLの5ウェイ
ヴォリュームとトーンは CTSの250K Aカーブ。
フロントのトーンだけ、国産のモノに交換してます。
キャパシターはメーカーがわからんけど、0.05マイクロファラドのモノをフロントとセンターで共用させて一つで済ませている。
配線材はベルデン。
この線材、被覆が熱に弱いので手早く半田付けしてやることが肝要。
半田は普通の市販品。
ケスターなどの高品位モノではないです。
半田は必要十分にして最少の量で使うというのが私の基本方針なので、半田の質が音にそれほど影響するかが疑問なのです。

ノイズ低減目的のアルミ箔シールドは、ピックガード裏全面ではなくコントロール部分のみで、三角形っぽい形になっている。
このくらいで十分というフェンダー社の判断なんでしょうかね。
過度のノイズ対策は、アルミ箔や導電塗料に静電容量を発生させてしまい、ハイ落ちの原因ともなるようです。

オリンピックホワイトの方には、一時期キャビティ全面に料理用のアルミホイルを貼っていた時期もあるのですが、接触式のアース落としに不備があり、ピックガードに指を置いて弾く際にシャリシャリと言うノイズが発生してしまったことがある。
ノイズ低減なのに逆効果(笑)
やがて、剥がしてしまったが、それ以来センターとリアのハーフトーンが私好みのプリプリした音に変化したように感じた。

「ノイズも音のうち」
取り過ぎるとツマラナイ
というところでしょうか。

アンティグア (8)
PUアクションの状態。

フロントとセンターはもう少し下げたいが、もうネジから外れて落っこちそう。
私はクリーン・トーンはホントに歪の無い音で出したいのでPUアクションがかなり低いです。
中にはピックガードやエスカッションより低いセッティングになっているギターもある。

PUはフロントがオリジナルのフェンダー製、センターとリアはビルローレンスのL-250。
このL-250、実はダブルコイルだが、出てくる音は中域に粘りのあるシングルコイルの音です。

アンティグア (10)
ネックポケットのボディとネックの接点は最もつまりやすいカドの部分に余裕を持たせて削ってある。
ここら辺は老舗ならではの工夫だね。

フロントPUキャビティの底に見える丸い部分はボディ製造デイトを書いたシールが貼ってあるのだが、導電塗料をオーバーラップさせているので読めない。

アンティグア (9)
ピックガード裏に貼られたシール。
ヘッドとは異なるシリアルナンバー。
このように各部分を別工程で制作し、最終ラインで一本のギターに組み上げるのでネック、ボディ、電送パーツなどでそれぞれシリアルナンバーが違っているのです。

例えば、楽器じゃないけど私の好きなZIPPOも、ケースとインナーユニットの管理記号で製造年月がわかるけど、モノによってはケースとインナーの製造時期に一年近いギャップが生じているなんて言うコトも珍しくない。
となると、この品物が何年何月に造られたモノかなんて細かく追及するのは無意味なワケです。
コレは、大量生産される工業製品の宿命と言ってもいいかな。

ギターなんて、最終検品段階で不都合が見つかり、前の工程に差し戻され同一ロットのモノよりも何カ月も遅れて市場に出る、なんてことも考えられるしね。
このアンティグアとオリンピックホワイトの違いもそこらへんに理由があるのかもしれないな。

アンティグア (5)
ボディから外したブリッジユニット。
これらの金属パーツは金属磨きでクリーニングしてやる(よーこちゃんの会社のだね)

サドルはグラフテック製の極めて摩擦係数の少ないモノに交換。
これもアーミング対策。

アンティグア (4)
ボディに固定する6個のスタッド穴の周囲には長年の使用でバリが立っていた。
スムーズな動きを阻害する要素は全てエリミネートしておきたいから、ダイヤモンドやすりで丁寧に削り取る。
イナーシャ部分にあるマジック書きは、検品合格を表す丸印なんでしょうか?

アンティグア (15)
導電塗装がピックガード裏のアルミシールドと接触する部分。
オリンピックホワイトもこうやって木ネジでしっかりと締め上げられる部分を接点とすれば良かったんだね。

アース線もキチンと導電塗装に木ネジで接触し、その後アームユニットへと向かっている点はさすがだ。
導電塗装が青白く光っている部分は、PUの配線が集まるためキャビティの深さが足りなくなって後から彫り込んだ模様。
そんなコトはじめっから分かれよな~。
すんごいヤッツケ仕事だなぁ~(激笑)

アンティグア (22)
パーツを外し、つるぺろになったヘッド前面。
ブリッツだけはネックコンディション維持のためそのまま。
これから研磨に入ります。

アンティグア (20)
糸巻きもバラバラにしてクリーニングおよび注油。
ケースの側面など、結構汚れているんだよね。

アンティグア (21)
ストリングガイドとか、ストリングリティナーと呼ばれるパーツ。
弦の接触する面は弧を描くようになっており、接触面を極力減らすとともにスムーズな動きをするように工夫されている。
この接触面も研磨してやります。

アンティグア (19)
ボディ前面は、経年変化の激しいラッカーだから溶けかかったように柔らかくなってます。
粗目のコンパウンドから、極細目のコンパウンド、仕上げにギターワックスとかけて、トップコートの表面を一皮むいてやる。
ピックガードで隠れてしまう部分や、ボディ裏面などは手を抜いてます。
ラッカーの劣化がひどくて、ワックスをかけても白くなってしまう箇所も、丁寧にコンパ運動してからワックスをかけてやれば気にならない程度まで復活します。

ボディの輝きがよみがえりました。

私は、ギターの傷や塗装の剝れ等はむしろそのギターの生きてきた歴史、いわば貫禄だと思ってあまり気にしない方だが、劣化したラッカーのネバ付くような感触はイヤなので、今回この処理をしました。

アンティグア (23)
ヘッドにパーツを組み付け。
クリーニング後の金属パーツの輝きが違うね。

電送パーツも組み付け、弦を張りオクターブピッチを調整し、トラスロッドと弦高も若干調整してやり完成!
アンティグア (24)
どうです、とてもキレイにリフレッシュできたでしょう?!

なに?
ほとんどカワランとな。
そーです、写真はこの記事トップにあるものと同一物です(ウソだけど・・・・・ちゃんと完成後に撮ってます)
しかし、各部のクリーニングや研磨でアーミングによるチューニングの安定性や、劣化したラッカーの悪感触がかなり改善され、より弾きやすくなったように感じます。


使い手の心をくすぐるように良く考えられている部分と、おもわず笑っちゃうようなアバウトな仕事が混在するこのストラト、とても面白い
我が愛器です!

ギターコレクション (3 )フェルナンデスのフライングV型

09.10.08 フラヴィ 1

このギター、型番がわからない。
だからフライングV型と書いた。
スミからスミまで見回してみても、どこにも型番が表示されていない。
当時のフェルナンデスのフライングV型は「FFV-〇△」となっていたから、コイツは「FFV-70」
なのかな?
とにかく、テイトムセン・スカイビル店で定価7万円のところ4万9千円で買った。
私が高校を出たばかりの18歳くらいの頃で、横浜高島屋のお煎餅屋さんでバイトした金を使った。

09.10.08 フラヴィ 2

09.10.08 フラヴィ 3

09.10.08 フラヴィ 4

09.10.08 フラヴィ 5

09.10.08 フラヴィ 6

当時フェルナンデスは、ギブソンもののコピーではかなり定評があった。(本家からクレームが付くくらい。グレコだってそうだが・・・)
このギターも1974年型フライングVをかなり正確にコピーしていたらしいが、私の大改造により、今はこんなお姿。


おもな改造点は、

☆ ボディサイドに座って弾く時の滑り止め用のゴム・パッドを貼り付け。
☆ MS氏を真似してピックアップ・エスカッションを追加。
☆ ボディ・エンド側のストラップ・ピンを内股に移動。(レイナード・スキナードのマネ)
☆ ピックガードをツヤ消し黒色に塗装。
☆ 指乗せ用ピックガードを自作追加。(コレと飾りの小さなピックガードはグロス塗装)
☆ サーキットをワン・ヴォリューム、ワン・トーンに変更。(元の穴はプラ板で埋めて塗装)
☆ コントロールノブをスピード・ノブに変更。


そして、一番の特徴がトレモロユニットの装着。

「シフト2001」というヤツで、ギブソン系ギターのチューン-O-マチックブリッジのスタッドやポストをそのまま利用し、“ボディに大きな加工をせずに取り付け可能”と言うのがウリのマシーン。
販売元は忘れたけど、 確か「ゴトー」が作ってたんじゃなかったっけ。
板バネやコイル・スプリングではなく、トーションバーとか言う金属のネジレ弾性を利用したスプリングのおかげで、省スペースに成功している。
と、言っても、取り付け座金の下方向には伸びなかった代わりに、上方向に盛り上がってる。
元々は、レスポールに付けるために買ったのだが、コイツを付けたらハードケースのフタが閉まらなくなった。 そこで、このギターに廻ってきたというワケ。
09.10.08 フラヴィ 7

09.10.08 フラヴィ 8
スタインバーガーのトランストレムを狙った機能が付いており、各弦ごとに音程の変化量を調節でき、コードを押さえたまま、アームダウンorアップしても和音感を維持することが出来る・・・と言うことなんだが、世の中そんなに甘くない!!
どんなに入念に調整しようとも、弦の張力と音程には正確な相関関係があるわけではないので、和音感なんか維持できません!
本家 トランストレムだって似たり寄ったりなんだから、この子には無理。

でも、普通にロック・ナット付きのトレモロユニットとして考えれば、十分なパフォーマンスを持っている。
見た目が大袈裟だけどね。

こうして見ると、ストラトのシンクロナイズド・トレモロ・ユニットと言うのが、とても完成度の高いものだと言うのが良くわかる。50年以上前に作られたのに・・・・
ロック・ナットなんか使わなくても、手をかけてやれば、ほぼ問題ない程度までの音程狂度まで持って行けるし、何よりオモテから見た姿がシンプルで良い。
他のギターに装着する場合のボディ加工は不可避だが。


さて、肝心の音の方はと言うと・・・・・モコモコです。オール・マホはそんなものでしょう。
レスポールほど高音も低音も出なくて、SGほどライトでなくメリハリに欠ける。
音は中途半端だが、ルックスは最高にカッコええ!
フラヴィとはそういうギターなのではないでしょうか。

ギターコレクション(2)グレコ SE-700 PROJECT

09.05.15 SE-700 (1)

私が初めて買ったちゃんとした電気ギター。
ギターカテゴリー記事の前回、グレコ Model.101Nの次に買った。
ソレまでは、親戚のニイチャンに貰ったグヤトーンのワケワカラン小さな電気ギターをいじったりしてたんだがコレが実に弾きにくいギターで、すぐに放り出してその後は部品取り用になったりして、ほとんど弾かなかった。(現存してたらビザールとして珍宝かな?)
というのも、私は元々フォークの人で、
「ロックなんて、あんなヤカマシイ音楽嫌いだ!!」
と、思っていた。
でも、グレコ Model.101Nにグヤトーンの電磁式ピックアップ(当時1500円くらいだったかなぁ)
をつけて、ラジカセのマイク端子に突っ込んで鳴らしたりしているうちに、あの「ビャー」っと言うスピーカーが破れたような音が気に入り、いつの間にか電気ギターとロック方面に興味を膨らませていった。

そして、衝撃的だったのが友人が貸してくれたDEEP PURPULEのLIVE IN JAPANというレコード。
「電気ギターってこんなことが出来るんだぁ!」
となり、セッセとためた小遣い+親にちょっと援助をしてもらいこのギターを買った。
横浜駅東口スカイビル内テイトムセンだった。

このテイトムセンという電器&楽器屋さんはメーカー希望価格の25%~30%引きで売っていたので、当時のビンボな学生さん達の強い味方だった。
んで、FENDER STRATOCASTER 1954年型(ストラトのファースト・モデル)のコピーであるこの
SE-700 を一目見て気に入り、『30%引きだと49000円か』と思っていたのだが、なんとこのギターは
PROJECTシリーズという受注生産品で、テイトムセンが何銘柄か発注したモノの内の一本ということで値引き出来ないとのこと。
でも、衝撃を受けたDEEP PURPULEのりっちぃぶらっくもぁさんの弾いている“すとらときゃすたぁ型ギター”なので無理して買った。(もっとも、りっちぃさんはデカヘッドを好んで使用と後で知った)
その時、従業員さんがヤマハの本革製ストラップ(当時2500円!)と弦ワンセットをサービスで付けてくれた。これは有り難かったね。
その後、サービスの良さもあって、テイトムセンとは長い付き合いになる。

もうカンの良い方ならおわかりだろうが、このギターは一時期、柳ジョージ氏が弾いていたものと
同一の生産品。さらに、元をたどるならばエリック・クラプトンの初代ブラッキーをコピーしたルックスだった。 私の手による改造で今はこのお姿。
さて、細部を見ていくことにしよう。

09.05.15 SE-700 (5)
ヘッドはオールド・クローシャン・ヘッドと呼ばれる後のデカヘッドよりもだいぶ細身のもの。
丸型のストリング・ガイドが1,2弦だけに付いているが、これが1954年型の特徴。
といっても、極初期に生産されたものは初期不具合是正を行い、仕様が定まるまで多少時間がかかっため3,4弦にも付いたもの、あるいはストリング・ガイド自体無いものも存在するようだ。
モノホンなら、現在400~500万円くらいするので、実際に見たことは無いのだが・・・

ナットの上に見える焦げ茶色の楕円部はトラスロッドを仕込んだあとの埋め木。
デカヘッドになるとここにブリッツと呼ばれるトラスロッド操作用の金属部品が飛び出すが、
このころの操作部はネックエンドにある。

ペグはシャーラーに似せたロートマチック・タイプでニッケルめっきが施してある。
裏ブタにはグレコ・ギターの刻印があるが、たぶんゴトー製でしょう。

09.05.15 SE-700 (3)
ネックはワンピースのメイプル。
指板部分はスキャロップド加工してある。(詳細、後述)

09.05.15 SE-700 (4)
PU は全てオリジナルではない。
フロントがFENDERのシングルコイルで、のちに買ったストラトから外したもの。
ミドルとリアがビル・ローレンスの L-250。
私は他のストラトプレーヤーと違い、ミドルを多用し、フロントはほとんど使わないため、
このような組み合わせになっている。
この L-250はシングルコイルの音をねらったハムバッキング PUで、中音域にクセがあるが、
私の好みにはあっているため、私のストラトおよびストラト型ギターはほとんどこのセッティングに
なっている。

ヴォリュームおよびトーン、セレクトスイッチは最近すべて新しいモノに交換して配線もやり直した。
ノブはオリジナルは白だが、現在付いているのは黒いリプレイスメントパーツ。
トレモロアームのキャップも折れた FENDER 製アームから外して、ネジピッチは違うが
無理矢理とりつけた。

ピックガードは白いものに透明顔料の蛍光オレンジを吹き付けて、トップコートにクリアラッカー。
しかし、乾燥時間を十分にとらなかったため、時間が経つにつれ着色部とトップコートの収縮率の
違いからか無数のクラックを生じてしまった。
でも、スパイダーネットみたいで面白いからそのまま。

ブリッジはオリジナルのままで、特に交換したモノは無い。
ユニットはダイキャストの1ピース構造。
モノホンはサドルがプレス製で、ユニットはブロックとプレートをネジ止めする2ピース構造となって
いる。その点がこのグレコとは違うな。

09.05.15 SE-700 (6)
ボディ裏のトレモロキャビティを覆うフタは弦交換を容易にするために下側を三分の一ほどカットして
ある。スプリングは斜め掛けの3本。
リバーブ共鳴を防止するためスポンジをフタとの間に挟んである。

このように大改造をほどこされ、まったくオリジナルとは異なったものになってしまった。
SE-700 はその後、レギュラーシリーズに移行しデカヘッドになるため生産数は少ないのかな???
そこらへんは把握していない。
最近古い日本製ギターが見直されてきているけど、こんなギターは誰も欲しがらないだろうな。
売る気は無いので無問題だけど。


さて、以下は自己流のスキャロップド加工記。
プロのリペア・マンから見ると笑っちゃうかも知れないが、本人は大真面目。

まずは、ボディからはずしたネックを半丸ノミと木工用半丸ヤスリでゴキゴキ荒削り。
ブリッジ側のフレット近くほど深く、6弦側は浅く1弦側はより深く削る。
この時、12ポジションのポジション・マークが取れそうになり、あわてて瞬間接着剤で固定。
結構、薄くて浅いのね、ポジション・マークって。

次に、サンドペーパーで順時前の番手のアシを取る。
これをキチンとおこなわず、アセって先に進んだため、完成後もヤスリの跡が少し残ってしまった。

その後、との粉とサンディングシーラーで目止めして塗装の下地仕上げ。
これも、根気よく塗っては研磨を何度か繰り返すとよいが、私は二回で終了。せっかちだなぁ。

指板表面の中塗りだが、オリジナル塗装はかなり焼けているので、削った部分の白木状態に
クリア・ラッカーをそのまま塗ったのでは色味に違いが出てしまう。
そこで、ほんの少し赤や黄色を混ぜて色合わせしたものを塗り、十分に乾燥させる。

ボディに仮組みし、弦を仮り張りして、トラスロッドを調整する。
指板を削り込み、いわば身が痩せてしまったネックは剛性が低下しているワケで、以前と同じゲージの弦を張っても順反り状態になってしまう。
そこで、弦を張って正規のチューニングのテンションをかけた状態でトラス・ロッドを調整してやる必要があるのだ。
この状態で、フレットの編減りや指板面の波打ちをチェック。
ここで明らかになった問題点をフレットの頭をそろえてやることで解消するためにファイリングを行う。
フレット・ヤスリはあるギター工房でリペアマンをやっていた友人から貰った。
このヤスリと60センチ直定規、真平面の出たアテ木、サンド・ペーパー等を駆使してナットから
ネックエンドにかけて真直線を出してやる。
だが、真直線はプロのリペアマンでもなかなか出来ることではないらしいから、私はある程度の点で折り合いをつけて妥協するしかない。

フレット研磨が8割がた終わったところで指板表面のトップコートを塗る。
着色面の上にクリア・ラッカーを三度塗り。
4日ほどかけて塗装および乾燥を終えてから、金属磨きとコンパウンドで仕上げた。

初チャレンジにしてはウマク出来たが、いろいろ問題点も浮かび上がってきた。
だが、この教訓は次のFENDERやコンポーネント・ストラト型改造に生かされるはずなのだが・・・

ギターコレクション(1)グレコ Model.101N

私が買った初めてのマトモなギター。
当時はフォークソングに使うアコースティックギターと言えば、ヤマハかモーリスを買う人が大多数で、そこまで手が届かない人はトムソン、トーマス。というのが一般的だった。
そんな中で、何故か私は、当時エレキギターではある程度の評価を得ていたものの、アコースティックギターではそんなに有名ではなかったグレコを購入。

マーティン、ギブソンは天上界のもの、ショウケースの向こうに鎮座ましましておられ、眺めるだけの御方達でした。
手は届かないけど、ギブソン系のモデルが欲しかったんだよねぇ。
んで、貯めたお年玉を握り締めて見に行った「ヤマハ横浜店」(当時は今のビブレあたりに在った)で見付けたのがこのJ-45だかJ-50だかわからないギタ-。
スクェアショルダーのJ-50のデッドコピーと言うのが一番近い線だな。
09.02.16 グレコ 101N (3)

ブランド名は筆記体のグレコ。いわゆるグネコではない。
貝の輝きがあるからパーロイドというやつだろうか。
ペグはグローバー型のロートマチック。
ネットでいろいろ調べているうちに、クルーソン型が付いたものも見付かったが、製造年代によるものか、あるいは付け替えたのかはわからなかった。
09.02.16 グレコ 101N (1)

ローポジションの指板はかなりえぐれている。
フレットは何度か私がファイリングしているので低くなっている。
ドットのポジションマークもパーロイド? ヘッドのものとは違うみたいなんだけど・・・
09.02.16 グレコ 101N

ピックガードにはネームを彫刻刀で彫り込んでやった。
ブリッジピンはオリジナルではない。カットガラスの付いたリプレイスメントパーツ。
オリジナルはドット無しの白いもの。
ストラップピンもオリジナルではなく、私が後から追加した。
09.02.16 グレコ 101N (4)

キャンディーズの写真をめくると出てくるボディ内のラベル。
101Nの文字はスタンプ。ほかに印刷されているものもあるようだ。
09.02.16 グレコ 101N (2)

後姿。ヘッド裏に貼られているビニールテープで「ゆうこ」という文字は当時私が好きだった女の子の名前。てへてへ。(照れ)
09.02.16 グレコ 101N (5)

今、70年代に作られた日本製のギターは生でも電気でも再評価されているようだが、このギターはそんなに高くならないだろう。
やはり、高い評価がつくのはヤマハや、ヤマキ、Sヤイリなどのようだ。
だがこのグレコ、いい音します。(私の主観だけど)
30年以上ガシガシ弾いてやったせいか、ちょっと硬質なところはあるものの、レスポンスのいい低音と枯れ気味の高音とのバランスも良く、コード弾きでもアルペジオでもサウンドホールから前に向けてどーんと飛び出すような音(←当たり前)がする。

エレアコが台頭しはじめたころピエゾタイプのピックアップを取り付けてやったが、コレは今じゃもう使い物にならない音だろうな。
コントロールは何も無しで、エンドピンから出力。
まだ付けたままです。

ボディトップには無数のクラックが入っているが、木部ににまでは達していないもの。
大きな打痕や塗装の痛みも無くコンディションは良い方でしょう。

VELENO(ベレノ)

今日は腹具合が悪く、昼メシはコンビニで済ませた。写真も撮らなかった。
んなわけで、私のギターの紹介でもしましょうかね。

08.12.05 べレノ (2)
私のプロフィール写真にも使っているベレノのアルミニゥムギター。
冬は冷たくて弾く気がしない。

ヘッドはこんな。
ベレノ氏のイニシャルであるVをかたどっているのだろうが、ちょっとロボットか宇宙人っぽくも見える。
私はガメラと戦ったバイラスを連想してしまう。バルタン星人の方が近いんだろうが、私は絶対バイラスなのだ。
ナットの下にゼロ・フレットが見える。古いギターにはこういうのが多い。ホーナーのヘッドレスギターにもあったけど。
08.12.05 べレノ

08.12.05 べレノ (4)
ペグはケースが樹脂製のシャーラー。最近見ないなこのタイプ。
ヘッドに直接ではなく、一枚のプレートを介して取り付けられている。
んで、そのプレートにはベレノ・インストゥルメンツなんとかかんとか・・・と彫られている。

08.12.05 べレノ (3)
シリアルナンバーは81。
ナンバーのすぐ上に見えるラインは、このギターのボディが “モナカ構造” であるための合わせライン。
ストラップボタンはオリジナルの位置ではなく、私がここにロックタイプを付けた。
やっぱりストラップで吊るとヘッドが下がるんだよねぇ。 ボディ内にも500グラムほどの鉛をウエイトがわりに仕込んである。

08.12.05 べレノ (7)
PUはギブソンのパテントナンバーとかナンバードPAFと呼ばれるやつ。
ロウ漬けされていないので大音量だとハウリやすい。
ソリッドに見えるボディもいわばホロウだしねぇ。

左ホーンに付いている白いミニスイッチはフェイズスイッチ。
フロントPUとリアPUの位相を反転させているので、セレクターがセンターの時に効く。

透明なピックガードはスペーサーをかましてボディから浮かしている。
70年代のフェンダー・ストラトに馴れた私は他のギターにもこんな改造を施している。

ワイヤリングはワンヴォリューム・ツートーン。 つまり四つ並んだポッドのうちひとつはダミー。

こんなヘンテコな仕様のギターだけど、音の方はわりと普通。
確かにハイ上がりではあるが、ちゃんと低音も出る。
チューニングが狂いやすいのが難点。

最近こいつの

CIMG0009.jpg

調子が良くない。(写真右のオリンピックホワイト)
ノイズが目立つようになってきた。

リア・ピックアップはOBLを搭載しているのだが、コレはノイズの少ないことで信頼していたPU。
兄弟でほぼ同仕様の「アンティグア」(写真左)と弾き比べてみると、やはり無音時の「ぶ~ん」というハム・ノイズが大きい。

私自身の手により、オリジナルのFENDERを取り去り、高品位の線材に換えたワイヤリングにしてあるのだが、それを行ったのは二十年以上まえのコト。
そろそろ芯線や網線の金属部材の劣化が音に出てきても不思議ではない。
「じゃあ、オールド・ギターはどうすんだ?。オリジナル・コンディションが一番だぞ」
という声もあるだろうが、私にとってギターはあくまで実用品。
使い勝手が悪ければドンドン改造していく。

ベレノが良い例で、見かけはツーヴォリューム・ツートーンだが、実はワンヴォリューム・ツートーンになっている。

というわけで、このストラトも近々トータル・リフレッシュしてやる必要がありそうだ。