【上重朋文】??? 初訪 横浜市港北区
2008/12/27/22:14:46(Sat)

普通の民家で中華料理屋さんなのである。
店舗の構えではないので、家の門そばに立った幟旗とチョウチンが目印。
看板は無く、店名らしきものも無い。
しかし営業許可を取るには申請書類に店名を書かねばならぬそうで、空欄にしておくワケにもいかないということでご自身の名前を書いてきたそうだ。
ご主人は何軒かのお店を経営してきたベテラン料理人。
お歳を召してきたので、御自宅の庭に厨房を造り、居間を客席にして営業しておられます。
〔らーめん〕と〔たんめん〕そして腹を減らしたAyaに〔半チャーハン〕も注文。
しばらくして、まずチャーハンがやって来たが、コレは全チャーハンではないのか?
どうやら“半”の部分が通らなかったようだ。
だが、まぁ良いでしょう。二人で分けて喰いますよ。
味付けは良いのだが、もう少しパラリ感が欲しいな。
アッサリと火を通してあるようで、米粒は柔らかめに仕上がっている。


やがて届いたラーメンは大き目の玉ドンに入り、透明感のあるスープとチャーシュウ、青菜などの色取りがキレイだ。
味わいは正統派中華味。鶏ガラ、野菜を中心とした清湯(チンタン)と思われる。
麺は細めの縮れ。固めの茹で加減で好み。
量は標準的だろうが、スープが多めなのでバランスは良くない。
製麺所は大橋製麺多摩。玄関に麺箱が置いてありました。

具のチャーシュウは肉の歯応えを良く残したもので、焼いてから軽く煮込んであるようだ。
薄めの味付けだが、食べ応えのあるものが3枚。
青菜はホウレン草の茎を中心にしたもの。サックリと茹でてあり、良い食感。
メンマは歯で噛み切る感触がウレシイ。甘過ぎず良いね。
他に、多めのキザミネギ。

タンメンは、ゴマ油の効いた塩味スープ。
多目の野菜から出た甘味が心地よい。
豚肉は大きめに切ってあり、食べ応え十分。
麺はラーメンと同じ。
総評
中華料理屋としては高めの価格設定だが、チャーハン以外は満足のいくもの。
同じ、自宅居間系である旭区の【M屋】よりも品質は高い。
総合評価68点。〔らーめん〕700円、〔たんめん〕800円、〔チャーハン〕800円。