支那そば【はせべ】初訪 東京都品川区
2009/02/09/23:03:30(Mon)
五反田で仕事をするようになって三回あきらめた店にリベンジ成功。「支那そば」と大書きされた白い暖簾は、佐野 実 氏の【支那そばや】系列を思い起こさせるし、店頭メニューのラーメン写真も【支那そばや】のラーメンと類似している点がある。
【支那そばや】の関連店(?)がこの町にあるのなら、いつか喰いたいと思いつつ、今までその混雑ぶりと行列を見て諦めていたのだ。
ホントに関係があるのかネットでこの店の素性を探るコトはあえてしないで、自分のインスピレーションを検証してみることにした。
店外からマドぎわの空席を見付けて、今日こそ突入。私達の後から待ちとなった。
基本の〔支那そば〕を注文。
ランチサービスで大盛りにしても同料金だそうだが、私は普通盛りで十分。
同行のT氏は大盛りで注文。
満席になり、店前には行列も出来始めたが、待つこと6,7分でラーメンは来た。
従業員のオペレーションはなかなかシッカリしているようだ。
と言うか、この町で飲食店を営業し存続している以上、自然に鍛えられているのだろう。
店頭の写真で見たものとは具の配置が若干違う。
だが、一番違うのが麺である。
コレは喜多方系ラーメンに代表される平打ち太麺ではないか!!!


とにかく、スープから味をみる。
茶濁したスープ表面には無数の油滴が浮き、飲み口は軽やかでありながら、鶏の味わいが前面に出ている。
若干、油クサ過ぎるところがあるが、ラードを使用しているのだろうか?
だが、喰い進むうちにほのかな節物の風味も出てきて、結構、私好みだ。
麺は先述の通りの喜多方麺。
強引に縮れ、ヒネリもかかりスープをよく持ち上げる。
厚みや幅に不揃いなところがあり、中華刀削麺のような「マチマチ食感」を感じることができるのは面白い。
私が見渡したところ、店内に製麺機は無く、麺箱も見えないので製麺所は不明とする。
具のチャーシュウは薄いが、肉密度が高いハムタイプ。
味付けは控えめだが、肉の食感だけでやっていけると思う。(多くの方の好みとは違う)
少なくとも私は、箸でつかめない煮崩れ(肉が屑に成り果てた姿だと思う)タイプよりは好き。

メンマのサックリした歯応えはいいのだが、味は業務用。
海苔も力不足。
輪切りネギにはちゃんとカラさも残っており良い。
総評
無駄知識を抜きにするとかなり良いラーメン!
久し振りにスープまで完飲してしまった。
佐野氏の支那そばやグループとは無縁でしょう。
私のインスピレーションなんてアテにならないので、皆さん信じないでください。
69点 600円。
