【竹岡らーめん バイパス店】 千葉県木更津市
2009/07/21/22:03:34(Tue)
この前振られた【竹岡らーめん バイパス店】にリベンジ。ちなみに、この店は周辺に何店か在るチェーン店で、竹岡式ラーメンの老舗である【鈴屋】【梅乃家】とは無関係。
だが、“竹岡らーめん”と言う語句をこのチェーン店グループが商標登録しているため、本家の老舗二店はこの語句が使えない。
もっとも、【梅乃家】はみずからのラーメンを“竹岡らーめん”と表記したり、発言したりしたことは無いようだ。【鈴屋】については、わからない。
あくまでも、外部が勝手に呼び始めた言葉であり、そこに商売の目端が利く人間が着目し、いち早く商標登録してしまった結果のようである。
しかし、このチェーン店の【竹岡らーめん】も竹岡式製法を多く踏襲しているので、一般名詞としての竹岡ラーメンであることは認めていいと思う。
☆竹岡式ラーメンの特徴☆
富津市竹岡漁港の周辺に発生した特殊な製法のラーメン。
最大の特徴はダシ汁を作らず、麺を茹でた湯でチャーシュウを煮た醤油ダレを割るだけ。
多くのラーメン屋が精魂を注いで作るダシ汁が無いのである!!
なんという手抜き(笑)
さらに、その麺は多くの店が乾麺を使用している。(←インスタントかよ!)
【梅乃家】については、開店後しばらくの間は生麺を使用するという説もあるが
定かではない。
具のチャーシュウはバラ肉ノンロールタイプであることが多い。
【梅乃家】では普通のラーメンでも結構な量が入る。
チャーシュウメンにすると10枚以上。
薬味のネギは長ネギではなく、玉ネギのみじん切りを使う。
遠く離れた、八王子ラーメンとの奇妙な共通点。
さて、それでは今日、私が喰った竹岡式のラーメン。
半チャーハンとのセット(890円)を注文した。

小さな冷奴が付いている。
これは、その日により変わる。漬物だったり、魚のほぐし身だったりする。
ラーメンのアップ。
チャーシュウは玉ネギの下に沈んでいる。

麺は細めのやや縮れ。
基本的には、やや柔らか目の茹で加減だが、「麺、固め」などと注文しているお客は見たことが無い。
麺を雪平鍋で一杯分ずつ茹でるのも、竹岡式に多くみられる特徴である。
【梅乃家】ではガス火ではなく、炭火を使う。

チャーシュウは脂身の多いバラ肉ノンロール。
小振りだが二枚。

今日は、かなりショッパ目の味加減であった。
醤油ダレはキッチリとカドの立った味わいで、トゲトゲしささえ感じるもの。
元々、千葉は醤油がウマイから、こういうラーメンが成立するんだろうな。
半チャーハンは、チャーシュウの角切りが、かなりショッパイ。
もう少し、胡椒が効いていたらいいな。
店舗外観。
「 登録商標 」って主張してるでしょ。
