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行列拒否のラーメン日記

ラーメンを中心とした喰い荒らしと日々の記録

プロフィール

SIN.N

Author:SIN.N
東日本ラーメン研究会(縮めて東ラ研)会長。
ラヲタでモーヲタで軍事ヲタでバンドもやっているが、本業は忍者。
ラーメンと酒とギターをこよなく愛するオッサンをヨロシク。

★★ラーメン日記概略★★

★主に昼食で喰ったラーメンの感想を記しています★

★初訪問店については100点満点で評価していますが、私個人の感覚に基づくものであり、あくまで目安 と思ってください★

★古い記述には現在の感覚とあわない部分も多々あると思います★

★文中における行動や発言に多少の脚色はありますが大筋において事実です★

★ラーメン以外はアッサリとふれています★

☆☆東日本ラーメン研究会(ちぢめて東ラ研)とは☆☆

ラーメンを愛するが、決して甘やかさない先鋭的ラーメン原理主義者集団。
日夜ラーメンを求めて街 (たまに山の中だったりもする) にくり出し、(主に自転車もしくは徒歩または電車)
雨にも負けて、風にも負けるが風邪をひいてもラーメンを喰う。
東に空腹の人あれば行って良店を教えてやり、西に満腹の人あれば「食いすぎはダメよ」と、さとしてやり、ドンブリの糸底が低いと言っては嘆き、麺の絶妙な茹で加減に涙を流す。
そんな人に私はなりたい。(なんのこっちゃ)


☆東ラ研局中法度 (鉄の掟)☆

その壱 『行列するべからず』

行列はラーメン屋を驕らせる。慢心したラーメン屋に待っているのは品質の低下である。
また、長時間待たされた末に喰うラーメンが『マズかろうはずがない』と言う先入観が起き、正しい判断が出来なくなる危険性がある。
さらに、せいぜい5.6分で食い終わるものに(二郎系は除く)30分も1時間も並ぶなんて間違ってる。非生産的だ。
それに、ラーメンなんて並んでまでして喰うものではない。


その弐 『初めての店では基本のラーメンを喰うべし』

基本のラーメンこそ完成されたものであり、余計な装飾をはぶいた美しい姿である。
そして、その店の傾向と実力を知る好適な商品であると考える。
最近は、醤油、塩、味噌どれも基本でウリと言う店も増えつつあり、判断に困るが、普通、メニュウ(券売機)の一番はじ、または最低価格のもの(例外はある)と考えればいいだろう。
私は判断に困った場合醤油味を優先させることにしている。


その参 『基本のラーメンで1001円以上のもの喰うべからず』

元来、ラーメンはジャンクフードであり、ときに子供のおやつであった。
800円だー、900円だー言うラーメンを子供がおやつで喰えるか!
ラーメンをつけ上がらせてはならない。
と言うことで、わが東ラ研会員は子供ではないからもう少しゆずって、基本のラーメンの上限を1000円(税含まず)までとし、1001円以上の価格設定をしている店に背を向けることとする。


その四 『店主、従業員にみだりに話しかけてはならない』

こっちは食事だが向こうは仕事中。(石神氏の考えに同意しました。パクリと言わないで~)


その伍 『ラーメン屋に大人数で行ってはならない』

上限は二人である。三人以上で行く場合は1:2に分かれるか、1:1:1に分かれて他人のフリをすべし。
理由は簡単である。そのほうがいいから。
大人数で行くと、店は連席にしようとして気を使い、ラーメンにありつくのが遅くなる。
幼稚園児の遠足じゃないんだから、くっついてる必要なんてない!
ときに店側のオペレーションの混乱を誘引する場合もあり、サービスおよび品質の低下にも繋がりかねない。

その六
ラーメンはドンブリの中の小宇宙

以下はそのうち考える。

それではみなさん、楽しいラーメンライフを過ごして行きまっしょい。

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【神名備】 初訪 東京都文京区

田端で仕事。
となれば、つけめんの【TETSU】か味噌ラーメン【えぞ菊】ですわな。
んで、【TETSU】はきっと行列だから【えぞ菊】へ行ってみたら、な、なんとなんとの定休日。
涙で動坂下交差点まで歩いて帰る途中で偶然見つけたのがこの【神名備】
『あれま、こんなところにあったんだ!!』
東京のラーメン店のなかでも、いつかは行ってみたい店のヒトツだったのだが、今までまったく気付かなかった。
田端の仕事のたびに何度もこの道は通っているのに。 定休日ばかり通っていたのか???
隣が、びっくりラーメン180の【一番】だから(今は閉店)そちらにばかり目を奪われていたのだろうか。
(派手さではびっくりが上だからね)

早速入店して、基本と思われる〔中華そば〕を注文。
以前は〔神名備そば〕と言うとても美しい(美味しいのはモチロンだそうです)塩ラーメンがこの店のウリだったのだが、2005年に100年もの歴史を誇る長野県松本市【大久保醸造】の〔甘露醤油〕と出会い、その醤油を活かすために大幅にメニューの組み立てを変えたので今は無い。
09.07.22 神名備

ちなみに店名の“神名備”とは、「神様のまします神聖な場所」という意味。
そんな神聖なラーメン屋さんに私のような低俗な人間が入ってよいのだろうか、畏れ多いこっちゃ。
5,6分待ってラーメンは来た。
09.07.22 神名備 (1)
小さめのドンブリに透明度の高いスープ。
具はなんと平面分散型ではなく、積み上げ式のレイアウト。
分解してみる。

一番上のナルトで押さえてある海苔をどけると、輪切り細ネギと細切りメンマと玉子焼きとハンペン。
09.07.22 神名備 (2)

一番下に大きなチャーシュウ。長さは十数センチ、厚さも1センチ以上あるだろう。
洋食屋のロースト・ポークの大きさと言えばわかりやすいか。
09.07.22 神名備 (3)

スープから味をみてみる。
『ん??? なんかスパイシーなようでカレーみたいで・・・なんだ、コレ?』
チャーシュウを一口喰ってみてわかった。
八角が効き過ぎているのだ。
その八角の味がスープにまで出てしまっていて、ちょっとジャマ。
スープ自体は油分も少なく、とってもアッサリ・スッキリした品のいいダシ汁と甘露醤油を合わせたものだと思うので、チャーシュウの八角による風味付けは抑え目にした方が良いのではないだろうか。
ここらへん、好みが分かれるところだと思う。

09.07.22 神名備 (4)
麺は、中太角断面の縮れ。
透明感のあるルックスで、喰ってみても角断面を感じることができるキッパリした食感はどこかで出逢ったことがある。 相模原の【国界】に似ている。
低カンスイ&低加水と思われるが、ノドを通り越した後で、奥のほうから帰ってくる香りには蕎麦のようなクセがある。 麺の表面に見える黒いツブは蕎麦粉だろうか?
『あ~っ、ここで、繋がった!!!』
この店の主人が惚れ込んだ醤油は長野県松本市の醤油蔵のもの。
【国界】の親である店も長野県松本市に在る!
この二店の麺、もしくはラーメンのレシピはルーツを同じくしている可能性が高い。

総評
〔神名備そば〕が喰ってみたい!
でも、無いものはしょうがないから、次の機会があれば〔醤油ラーメン〕か〔塩ラーメン〕を試す。
1999年の創業ながら、いまだにハイレヴェルの店であることは間違いない。
70点 700円。 八角の風味が控えめだったら75点だろう。

09.07.22 神名備 (5)