【智勇】 初訪 横浜市中区
2009/08/08/15:29:30(Sat)
さあさあ、今日もやってまいりました横浜大世界。目的は全国選抜ラーメン駅伝の第四走者 東海代表の麺和【智勇】である。


私は基本のラーメンと思われる〔智勇らーめん〕を注文。
Ayaは鶏白湯なので敬遠して、隣のチャーハン専門店【東珍味】の〔スープ・チャーハン〕を注文。
3分ほどの待ち時間でまずラーメンが出来上がる。 早いな。

鶏白湯ということで、もっと白っぽい色のスープを想像していたが、以外や以外、かなり黒っぽい褐色のスープである。 そして強いトロミがついている。
さっそく味をみる。
『あれま、これは以前どこかでお会いした味。そうだ、目黒の【なおじ】のドロドロラーメンに似ている』
完全乳化させた鶏ガラ主体の味わいのなかに、魚介系のダシも主張してくる。
鶏白湯にありがちな鶏くささはない。
元ダレによる味付けは強めで、私にはかなりショッパイ。
麺は中太のやや縮れ。
固めの茹で加減はパスタに近いな。
スープを良く持ち上げるというか、スープの方がしがみ付いてくるんだから。

具のチャーシュウは肩ロースと思われるペラペラの破れタイプ。
向こうの世界がよく見えるが、味は良い。
愛知県春日井市にある本店の写真を見ると、もう少し厚いようなのだが、あくまで宣伝写真だからね。

メンマは長~い穂先メンマを使用しており、私がタマに中華街で買って酒のツマミにしているモノによく似た味付けで好み。
ほかに、白髪ネギ、水菜、糸唐辛子、タマネギの荒ミジン切りも【なおじ】を連想させるのかもしれない。

総評
かなり粘度の高い濃厚なスープだが、油っぽいクドさは無い。
薬味のタマネギの辛さが全体を引き締めているようだ。
今まで、ラーメン不毛の地と言われ続けた東海地方にこのようなラーメンが産まれたことが興味深い。
70点 700円。

コチラ、Ayaが頼んだ【東珍味】のスープ・チャーハン。

少し味見させてもらったが、コレがとても良い!!
実は私、スープ・チャーハンは初食なのです。
せっかく水分を飛ばし、パラリと焼き上げたチャーハンに液体をブッカケルなんてもってのほか!!
と考えていて、いままで全く興味が無かったのだが、これはこれでイケル。
Ayaいわく「チャーハンのお茶漬けみたい」とのことだが、けだし名言である。
スープに浸った飯粒は、油の焼けた匂いを心地よく伴いながら、“お茶漬けサラサラ”の感覚で喉を駆け下って行くのだ。
スープに浸る前の頂上部分も食べてみたが、ベースとなるチャーハン自体の出来が良い。
元々ダメなチャーハンをスープとあわせたら、ヒドイことに成るに違いない。
スープはキレイに澄んだ清湯の塩味。 多めのレタスがサッパリ感を演出する。
前回のXO醤を使った牛肉チャーハンも良かったから、この【東珍味】と言う店、なかなか侮りがたい。
フードコートに出店しているので、つい低く見ていたことが誤りのようだ。
