【麺王翔記】 新店 初訪 横浜市中区 01/16 (土)
2010/01/24/23:50:52(Sun)
去年の9月26日に開店した(従業員氏の言。HPでは10月15日となっている)刀削麺をウリにする店。フカヒレ料理で定評のある中華料理屋【廣翔記】の姉妹店だ。
メニューは中華風と和風の二本柱で、ソレがさらに細分化されている。
中華街で和風っうのもナンだから、中華風の中から〔特製サンマー刀削麺〕を選択。

従業員は中国系のオバちゃんとオジさん。
そのうち、オバちゃんの方が製麺を始めた。この方もグレードの高い麺点師?
麺点師は5級から特級まである。
ちなみに、料理人の最高位である特級調理師は中国全土でも数百人しかいないそうだ。

オバちゃんの右手から次々と削り出される麺は空中を飛んで、巨大な中華鍋に落下。
このパフォーマンスを見る為に、この店ではカウンターに座らなければ意味が無い。

店内の照度が足りないため、写真じゃよくわからないなぁ。
動画で撮ればよかった。
その後、茹で上がった麺をドンブリに移しスープとあわせて具を乗せ8分ほどで到着したラーメンがコレ。

多くの中華料理屋のサンマーメンとは違い、片栗粉によるトロミが無い。
これじゃぁ、モヤシ野菜そばじゃないのかえ?
でも、まぁ、こう言う流儀も極少数ではあるが確認されているし、この店のウリはなんと言っても麺だから、固いコト言うのは止めておきましょう。
まずは、スープの味をみる。
『ん? なんか九州ラーメンみたいな味!』
サンマーメンが白っぽいスープと言うのもこれまた珍しい。
鶏ガラ・豚骨の白湯(パイタン)だと思うが、少し酸味があり、これが何に由来するものなのか判らない。
炒めた野菜の味がプラスされており、これはコレで悪くない。

そして、麺です。
刀削麺特有の中心部が厚く、両ハジが薄い麺は食感の違いと共に、スープの吸い込みも異なる。
更に、最初に茹で湯に飛び込んだものと、最後に切り出されたものでは湯の中の滞在時間も違うから、かなり固めのものも存在し、多彩な噛み心地。
対して、麺一本一本の形はわりと揃っている。
【T記】や【T削麺荘】で喰った刀削麺は、ホウトウか餃子の皮の断片みたいなものも在ったから、あのオバちゃん、やはり結構上級な麺点師?
総評
面白いから、もう一度来てみます。
次は和風にしてみるか。
68点 800円。
