「神奈川のラーメンを盛り上げよう!会」 強化合宿 Vol.2
2010/04/05/23:26:46(Mon)
さて【大ちゃんラーメン】を実食している方達が喰い終わった頃を見はからって合流。次なる店に向かう。
元祖九州ラーメン【日吉】八重原店 君津市三直1316-3
千葉県の君津市や木更津市周辺には九州ラーメンが根付いている。
それは新日鉄の君津製鉄所が出来た時に、多くの新日鉄関係者の方々が移住してきた。
と同時に何軒かの九州ラーメンを提供する店が出来、今に至っているようだ。
そんな中から、新日鉄の社宅の建ち並ぶ一角にある【日吉】へ。
なんとこの店基本のラーメンが270円!!

もちろん、その【ラーメン】を注文して、待つ間もうひとつの名物である〔おでん〕を突付く。

このおでん、ほとんどのお客さんが注文しているが、それほど際立った味とは思えない。
もっとウマイ店は、他にたくさん在るでしょう。
しかし、この店で喰うというシチュエーションが良いのだろうな。
おでんを食い終わる頃やっとラーメンは来た。

見た目は普通の九州ラーメンだな。
早速、スープから味をみる。
『あれま、ずいぶんとアッサリ』
と言うか、ハッキリいうと物足りない。
スープの白濁加減や、表面に浮く油などからコッテリしてそうに見えるが、豚骨によるダシ濃度および味付けも薄めである。

麺は博多風の極細麺だが、かなり柔らかめの茹であげ。
ソーメンを喰っているみたいで、どうも私のイメージする九州ラーメンとは違い過ぎるなぁ。
量は結構あるためか、店内メニューに替え玉は無い。
おっと、実はおでんだってメニューに記載されていない。
でも、カウンターの一番目立つところで炊かれているのだから、替え玉だって頼めばやってくれるのかな?
待てよ、この価格なら喰いたりない人はもう一杯食えばいいのだ。
二杯でも、東京や横浜のラーメンよりも安いのだから・・・
具は小さなバラ肉ノンロールタイプのチャーシュウ。
特に主張は無く、参加しているだけ。
細切りキクラゲ、海苔、モヤシも同様。
総評
1970年代、九州ラーメンが関東にやって来た頃はこういうモノだったと、埋もれていた記憶が目を覚ます。
私達は他に比較検討するものが無かったから「九州のラーメンはこういうモノだ」と受け入れていた。
その頃は、関東人に合わせて多少味のアレンジが行われていたと言う。
価格と同じく、40年前の状態が保存されているラーメンと言えるのだろうか???
52点 270円。 おでんは一品あたり80~90円でしょう。
