中国料理【白蘭】 初訪 東京都中央区
2010/05/19/23:18:34(Wed)
マーコさんとこで見て行ってみた。この店は担々麺がウリ。
しかも、いっつも混んでいる小田原の【四川】のタンタン麺に似ていると言うので俄然興味がわいたワケ。
私は上記の理由により【四川】未食だから、せめてもの代替になるかと・・・
場所は元二郎のすぐ奥。
ここに怪しげな中華料理屋が在るのは気付いていたが、いつも元二郎の混雑を見て引き返していた。
まさかそんな店で【四川】に似た麺料理が提供されているとは思いもよらなかった。
しかも、かなり昔からだそうだ。
11:00の開店と同時に入店。
むろん先客は無い。
でも私の後からすぐに一人、二人とやって来て、かなりの人気店であることがわかる。
もちろん〔担々麺〕を注文。
するとだね、汗止めの鉢巻をしたり、グラスに水を注いだりしているウチに商品がやって来た。
はっ、早いなぁ、もう。 四分かかってないんじゃないかな!

みぃんごとな手ブレ写真になってしまった。(涙)
これじゃ、何がなんだかワカラン。
でもね、これが全てなんです。
ドンブリの中はただの赤茶色の一面。 麺なんか見えやしない。
では、早速スープからいただく。
と、ドンブリを傾けてもスープが口に流れ込んでこない!(古くから、私んとこを見てくれている方はご存知でしょうが、私はレンゲを使わない。チャーハンも箸で喰います)
しばらくの時間差をもって 「もさもさぁ」 と言う感じで、やっと落ちてきたスープは、ほぼ片栗粉餡のカタマリ! そして辛い!!
辛いもの好きの私でも辛いと感じる。
自家製ラー油でこの辛さを出しているそうだが、そのウラから醤油味が感じられる。
ベースとなるダシ汁は鶏ガラ主体かな、動物系のダシ風味は控えめ。
箸をブッ刺して麺をホジクリ出そうと試みるが、なかなか上がってこない。
と同時に、ドンブリの底にカタマリとなって沈んでいるのが箸先に伝わる感触で解る。
なるほど、茹で上げた中華麺をドンブリに投入したのち、スープ(餡)を上からブッかける作り方ですな。

やっとのことで持ち上げた麺は一部に白っぽいところがある。
このスープ(餡)の粘度では、麺が自由に泳ぐことは出来ないから、そうなるのだな。
そこで少量ずつホグしてスープ(餡)になじませながら頂くと、これが固めの茹で加減でいいですな。
細くて強い縮れがついており、中心に芯が残った茹で加減だ。
しがみ付いてくるスープ(餡)の重さで一気にススり込むことは困難。
したがって、パスタのように箸先にまとめてから口に運ぶことになる。
具は挽肉と細かく刻んだネギ、ザーサイ、ニンニクなどでほとんど存在感は無い。
総評
“たんたんめん”ってある意味無法地帯?
川崎のニュータンタンメンも、千葉県の勝浦タンタンメンも、そしてこの【白蘭】や【四川】のモノも辛いと言うことだけが共通で、大きく違う要素もそれぞれが持っている。
でも、私には、それが良かったりするからラーメンはやめられない。
70点 680円。
