【博多新風】 横浜そごう 「秋の大九州 味と技めぐり」内
2012/10/19/23:56:48(Fri)
その名の通り、博多のラーメン界に新たな風を吹き込んでいる【博多新風】が横浜そごうの物産展にやって来た。ココ何日か
『九州ラーメンが喰いたいなぁ』
と思っていたところへ良いタイミングだから行きます。
〔新風麺〕682円。

スープの表面に浮くのはマー油。
マー油と言えば、熊本県人吉の【好来】を源流とし、その子である【なんつッ亭】が一気に有名にした焦がしニンニクの香味油で、今や熊本ラーメンの特徴の一つにまでなっている。
そのマー油を博多式ラーメンに取り入れてしまったのが、この【博多新風】のラーメンだ。
早速スープから味をみる。


豚骨主体のスープは、どうしても低い温度になりがちだが、この熱々のスープはとてもウレシイ。
そして、マー油だが、それほどニンニクの風味はキツくない。
ほんのりと香る程度で苦手な人には良いだろうが、パンチが弱いとも受け取れる。
マー油の下のスープは確かに博多系を感じさせる濃厚な白濁タイプ。
クサミは無く割りと飲みやすい。

麺は博多流儀の極細ストレート。
デフォでもやや固めの茹で加減で好み。
麺量は純正博多風ではなく、結構多めで私的には替え玉は必要ない。

チャーシュウは豚バラ肉を繊維方向に直角に切ったもの。
1センチ近くの厚みがあり、食べ応えがあるものが三枚と言うか三個。
薄目の味付けだがこのラーメンとのマッチングは悪くない。
他に、細切りキクラゲと、薬味の輪切りネギというシンプルな顔ぶれ。
大きな爆発力はないものの、博多と熊本のハイブリッドという点が面白いね。
ご馳走様でした。