ZIPPOコレクション (15) 1994 Windy
2013/06/28/23:52:45(Fri)
![527431029_223[1]](https://blog-imgs-59-origin.fc2.com/7/6/3/763422/20130701201757f17s.jpg)
このZIPPOは友人宅に放り出されていたものを強奪したからタダ。
その友人は仕事先のクライアントから、大掃除で捨てられようとしていたところを貰い受けた。
ZIPPOに限らず使われない道具は可哀想である。
んで、その友人も貰ってはみたものの、彼は100円ライター愛好者であり、
「おめぇ、どうせ使わないじゃんか!」と言って奪ってきた。
この数奇な運命をたどってきたZIPPOだが、実は壊れている。
ボディの天板にあたる“プレート”という部品の接着がはずれて、燃料タンク内に落ち込んでしまうのだ。
アンビルバイスで強く挟んで瞬間接着剤を流し込み、現在は固定されているが、いつまた外れるかわからない。
フリントホイールも摩滅が進んで、とても火付きが悪かったが、最近やすり面を目立てし、デュポンのフリントを入れて、綿もウイックも交換してやったら、ほぼ一発着火となった。 耐風性も問題なし。
そして、コイツ私の所有するZIPPOのなかで最も音がいい!
「カィーーーン」という余韻のある澄み切った音で、実に心地よい。
![527431029_196[1]](https://blog-imgs-59-origin.fc2.com/7/6/3/763422/20130701201940c36s.jpg)
Windyは数あるZIPPOに関するキャラクターの中でも、最も有名なものの一つだろう。
強い風にむかってZIPPOでタバコに火をつける女性の姿が描かれている。
彼女はなかなかオシャレで空軍向けのZIPPOにはフライトスーツにフライトジャケット姿で、クリスマスバージョンのZIPPOにはサンタクロースの扮装で登場したりと、数多くのパターンが存在する。
エッチングには金色のペイントがされていたが、現在はほとんど残っていない。
写真はどうしてもWindyの絵柄がうまく撮れなくて、野外の自然光で撮影してみた。
太陽光を反射し薄い水色に見えるが、実際は黒に近い色でよ~く見ると濃いブルーとわかる。
非常に固い表面仕上げだが、なんと言う仕上げなのかわからない。
誰か知っている方が居たら教えてくらさい。
Limited Edition №0311とエッチングされているが、これは希少性をアピールしているように見せるためで、実際は日本国内で表面加工される物のほとんどが少数生産であり、「限定生産」「数量限定」などと謳われているモノもそれほど価値が有るわけではない。
![527431029_216[1]](https://blog-imgs-59-origin.fc2.com/7/6/3/763422/20130701201846c0as.jpg)
底面はフラット・ボトムにブロック体ロゴ。
ロゴ右側のローマ数字ⅹは1994年、左側のKは11月製造を表す。
このころのZIPPOはインサイドユニットにも製造年月が刻印されていて、それを見ると1995年の8月製造になっている。この程度のズレはわりと多く見られるが、これはあくまでZIPPO社の製造管理上の刻印であるので、我々ユーザーにはあまり大きな意味を持たないとも考えられる。