【どんとこい家】 初訪 横浜市保土ヶ谷区
2015/09/29/23:43:42(Tue)
2015年5月14日オープン。天王町商店街の中に在るバーが、昼はラーメンを提供している。
それだけなら、近頃よくある二毛作営業。
もう少し詳しく説明するならば、「近頃」ではなく、結構古くから二毛作の店は存在してたケドね。
だから始めは、ほぼ無関心だったのですよ。
『また、よくある似非家系だろ!?』
と、タカをくくっていたのです。
ところが、なんと時が進むにつれて、私の関心が高まって行ったのです。
ネット情報によると、販売価格が今の世の中では驚愕に値する一杯500円とのこと。
そして、スープは狭いながらもちゃんと厨房で煮出した物で作るそうです。
ゲンコツを中心としたダシ素材をガンガン煮込む家系店では、ガス代、電気代がバカになりません。
いくら二毛作営業でも、この販売価格では、
『出来るの?』
と、思っていました。
たいていのラーメン屋ってのは、始めはガンガンバリバリで行って、一月後のガス代請求書を見てぶったまげ、火力を控えてしまうんですよね。
んで、新規開店からひと月が過ぎた頃、急に品質が落ちると言うのはよく聞く話です。
冷凍売りのスープを買い取る”炊かない系”あれは確実に利益を上げる、また味のブレが出にくいイイ方法なのかもしれません。
そこで、この【どんとこい家】ですが、ふた月を経過し、三月、四月を過ぎても我がラー仲間から良い感想を聞きました。
んなワケで喰ってみます。
ビルの中のバーですからね、これは店舗写真というのかなぁ?

入口です、ドアに「ラーメン」の提灯。

メニュー。

まっことラーメン500円です!
もちろん基本のラーメンを特に指定なしで発注。
口頭注文後払い制です。

待ち時間6~7分で出来上がりました。
白濁タイプの家系スタイルですね。
味わいは、やはり現在の直系とは異なるクリーミー型ではありますが、家系壱六派ともまた異なるもので、最盛期の【六角家】に近いカンジと私には思えます。
チー油の香り、醤油ダレの際立ちなどは控えめですが、飲みやすく、かつ自力も十分に持っています。

麺は、家系定番の太目やや縮れ。
普通茹でだと、もっちりした弾力と小麦の香りが楽しめるますね。
量も家系としては標準的なものと思います。
麺箱が確認出来なかったので、製麺所は不明としておきますが、御主人は透明ビニール袋から取り出しておられました。

チャーシュウはやや筋のあるもので、二つ折りタイプですが、バラ肉か肩ロースか判然としません。
しかし、肩ロースは二つ折りにするのが難しいですから、バラ肉であると思います。
ホウレン草はクタリ気味。
海苔もスープに溶けやすいな。
大きめに切られたネギは好み。
総評
バーが片手間にやっているラーメンではない。
と思えるレヴェルはきちんとクリアしてます。
しばらくしたら再訪してみます。
70点。