【崎陽軒】の〔シウマイ〕についてちょっと考えてみた
2016/06/03/23:57:38(Fri)


先日の崎陽軒の季節の弁当を喰っていた時のことです。
「普通のシウマイとシウマイ弁当に入っているシウマイは違う物だよねぇ?」
ウチのAyaさんが、またそう言い出しました。
【Cat’s】で、お客さんと話をしている時、そんな話題になることがあります。
そのたびにAyaは、周囲に同意を求めます。
その時、同意をする人も多いんですが、私は
「同じ物だと思うよ~」
と、答えます。



以下に、その理由を述べます。
崎陽軒のシウマイの商品ラインナップは現在基本線が四種類。
〔昔ながらのシウマイ〕、〔特製シウマイ〕、〔カニシウマイ〕、〔エビシウマイ〕です。
そして、それぞれに真空パックと、おいしさ長持ちバージョンがあり、おいしさ長持ちの中には〔あさりシウマイ〕と〔黒豚シウマイ〕もあります。
ちなみに、普段私達が「シウマイ」と呼んでいる基本のシウマイは、現在は〔昔ながらのシウマイ〕と言うのが正式な商品名だそうです。
シウマイだけで、これだけの種類を生産してるのですから、あえて弁当用にまた別物を作るとは考えにくいんです。
経済性と生産性の点から考えても、わざわざ生産ラインを煩雑にし、品質管理を難しくするようなコトをやるハズは無いと思えます。
基本のシウマイを弁当に回せば良い、と誰もが普通に考えると思います。
だが、上記のように単品シウマイと弁当に入っているシウマイは、『なんだか違う』と感じている人が多いのも事実。
私の駄舌では味の違いまでは分からなくても、弁当に入っている物は少し小振りであるように感じたことはあります。
そこで、ちょっと考えてみました。
調べてみると、崎陽軒のシウマイは、すべて新横浜の工場で作られています。
あの、第三京浜からもよく見える「シウマイの崎陽軒」と大書きされた屋上看板が目立つ建物です。
そこで生産されたシウマイのうち、単品売りシウマイは新横浜工場で成型後、蒸し揚げ、一度冷ましてから箱詰めされ、各店舗に運ばれます。
弁当に使うモノは、横浜駅東口の本社工場と東京都江東区大島の東京工場へ冷凍状態で運ばれ、そこで蒸し上げたのち、弁当詰めが行われます。
どうやら弁当用のシウマイと、単品シウマイでは購入者の手に渡るまでのプロセスに若干の違いがあるようです。
それから、単品売りと弁当では、パッケージングにも違いがあります。
本社工場製〔シウマイ弁当〕の箱はエゾ松や赤松から作られた天然木の経木を使用しています。
そして上記の季節の弁当では、経木に似せた発泡材質で作られた箱に成っています。
単品売り〔昔ながらのシウマイ〕は紙箱です。
このパッケージの材質による、吸湿性、通気性、温度変化の緩急の違いなどが、時間の経過とともにシウマイに変化をもたらすと考えられます。
また弁当では製造過程で熱いご飯や、おかずと共に詰められ、すぐ蓋をされますからシウマイ単品で詰められた物とは異なる環境変化過程をたどることになるのは当然と言えましょう。
そして、他のおかずと一緒に食べることによる、味の相互干渉も忘れてはなりません。
結論
単品売りのシウマイと、弁当に入っているシウマイは基本的に同じ物、しかし経時変化、環境条件により、差異が生じている可能性はある。
私は〔昔ながらのシウマイ〕15個入りは、よく買って喰いますが、〔シウマイ弁当〕や、今回頂いた季節の弁当などは、自分で買って喰ったことが無いのです。
もちろん〔シウマイ弁当〕も、他の弁当もキライではありませんが・・・・・
ですから、弁当の中に入っているシウマイについては圧倒的なデータ不足で、単品売りシウマイとの違いなどは、ほとんど気にしたことも無いと言うのが実情なんですけどね~。
以上、
「単品売りのシウマイと弁当のシウマイは別のもの?」
と言う疑問に関する自分なりの考察を述べました。
実際のトコロ、ネットで調べても明確な答えは見つからなかったので、私の推測が多分に入っていることをお断りしておきます。