【刀削麺荘】五反田店 初訪 東京都品川区
2016/09/21/23:55:26(Wed)
五反田で仕事をしていました。終わってから、駅周辺をウロつく。
五年前にもここらで昼食を喰っていたが、だいぶ店舗の入れ替わりがありますねぇ。
しばらく歩き回ると飲み屋街に刀削麺の店を見つけました。
最近、刀削麺を喰ってないから、ココにします。
事前情報一切なしの飛び込みです。
基本と思われる〔担々刀削麺〕 750円を発注。
初食ですので、特に辛さの指定などはしませんでした。
調理が始まり、少し驚きました。

右側の、にこやかな白衣の方が「麺点師」のようです。
「がしゃん、がしゃん」てな音をたてて、次々と切り出された麺が茹で鍋に飛び込んでいきます。
赤マルで囲んだ部分が宙を飛んでいく麺。
彼のコック服の肩には名札があって、「康 皆志」さんだそうです。
『中国か、台湾の方? 「こう かいし」 さんかなぁ』
なんて考えていたら、ルビがあって「やす みなし」と読むそうです。
なるほど、彼なら休み無しで麺切りに取り組めるなぁ(笑)
発注後、6分ほどで届いたのがコチラ。

注文時に店員さんから
「パクチーをネギにすることもできます」
と言われ、反射的に
「じゃぁ、それでお願いします」
と答えてしまいました。
しかし、やっぱり中華刀削麺なのだから、パクチーにするべきだったなぁ。
少し後悔。
スープの味わいは、酸味と辛味のバランスが良い中華担々麺テイスト。
芝麻醤のゴマ風味がもう少し欲しいなぁ。
それから、辛味は山椒の刺激が支配的で、辛いというよりは痛いカンジですかね。

麺は刀削麺特有の横長菱形断面を持ち、薄いトコロと厚いトコロの食感の違いが面白い。
厚いところはもっちりして、歯を跳ね返す弾力。
薄いところは、なかば溶けかかって、にゅるりとした感触。
そして切り始めた頃と、最後に茹で鍋に飛び込んだモノでは、1分近い時間差がある。
当然茹で加減が異なるから、かなり固めのモノもあったりするワケです。
この刀削麺の持つ面白さを機械で再現しちゃっと言うのは、かなり興味深いなぁ。
でも、人間がやるための不揃いさや、ブレ幅が大きくなる点も捨てがたいとは思うんですけどね。

肉味噌は甘めの味付け。
でも、この中に山椒が潜んでいるようで、単独で舐めたら後から舌がヒリヒリでした。
総評
面白い麺点師さんに出会えました(←ソコかよ!)
麺料理そのものの評価:68点。
なお刀削麺荘錦糸町店などにも、この麺点師さんは居て、康 真寧(休まねぇ)さんというお名前だとか。
