ギターコレクション(1)グレコ Model.101N
2009/02/16/21:14:35(Mon)
私が買った初めてのマトモなギター。当時はフォークソングに使うアコースティックギターと言えば、ヤマハかモーリスを買う人が大多数で、そこまで手が届かない人はトムソン、トーマス。というのが一般的だった。
そんな中で、何故か私は、当時エレキギターではある程度の評価を得ていたものの、アコースティックギターではそんなに有名ではなかったグレコを購入。
マーティン、ギブソンは天上界のもの、ショウケースの向こうに鎮座ましましておられ、眺めるだけの御方達でした。
手は届かないけど、ギブソン系のモデルが欲しかったんだよねぇ。
んで、貯めたお年玉を握り締めて見に行った「ヤマハ横浜店」(当時は今のビブレあたりに在った)で見付けたのがこのJ-45だかJ-50だかわからないギタ-。
スクェアショルダーのJ-50のデッドコピーと言うのが一番近い線だな。

ブランド名は筆記体のグレコ。いわゆるグネコではない。
貝の輝きがあるからパーロイドというやつだろうか。
ペグはグローバー型のロートマチック。
ネットでいろいろ調べているうちに、クルーソン型が付いたものも見付かったが、製造年代によるものか、あるいは付け替えたのかはわからなかった。

ローポジションの指板はかなりえぐれている。
フレットは何度か私がファイリングしているので低くなっている。
ドットのポジションマークもパーロイド? ヘッドのものとは違うみたいなんだけど・・・

ピックガードにはネームを彫刻刀で彫り込んでやった。
ブリッジピンはオリジナルではない。カットガラスの付いたリプレイスメントパーツ。
オリジナルはドット無しの白いもの。
ストラップピンもオリジナルではなく、私が後から追加した。

キャンディーズの写真をめくると出てくるボディ内のラベル。
101Nの文字はスタンプ。ほかに印刷されているものもあるようだ。

後姿。ヘッド裏に貼られているビニールテープで「ゆうこ」という文字は当時私が好きだった女の子の名前。てへてへ。(照れ)

今、70年代に作られた日本製のギターは生でも電気でも再評価されているようだが、このギターはそんなに高くならないだろう。
やはり、高い評価がつくのはヤマハや、ヤマキ、Sヤイリなどのようだ。
だがこのグレコ、いい音します。(私の主観だけど)
30年以上ガシガシ弾いてやったせいか、ちょっと硬質なところはあるものの、レスポンスのいい低音と枯れ気味の高音とのバランスも良く、コード弾きでもアルペジオでもサウンドホールから前に向けてどーんと飛び出すような音(←当たり前)がする。
エレアコが台頭しはじめたころピエゾタイプのピックアップを取り付けてやったが、コレは今じゃもう使い物にならない音だろうな。
コントロールは何も無しで、エンドピンから出力。
まだ付けたままです。
ボディトップには無数のクラックが入っているが、木部ににまでは達していないもの。
大きな打痕や塗装の痛みも無くコンディションは良い方でしょう。
comment
コメントありがとうございます。
中古市場で見たことがありませんので、まったく見当がつかないです。
[ Pagetop ]