新店 麺館 【SHIMOMURA】 初訪 横浜市南区
2014/01/04/23:47:14(Sat)
2013年11月28日に南区井土ヶ谷にオープンした店。経営母体は中区元町の和食屋さん【SHIMOMURA】
この母店は敷居が高い店なので私は行ったことが無いんですが、創作和食で評判がイイみたいですね。
そんな店のノウハウを活かして作ったラーメンは、さぞ上品なのだろうと想像していましたが、あにはからんや妹たばからんや!!

〔黒とんこつラーメン〕800円。
基本と思われるコレにしましたが、濃厚タイプの九州ラーメンを思わせるかなりのド豚骨。
一見、マー油を用いた熊本ラーメン風のルックスですが、黒い油の正体はヒジキ油だそうです。
このヒジキ油、母店の方では豚肉の煮物を作るさいに使っているようですね。
ややトロミを持つスープは重量感にあふれていますが、乳化度が高いためか油っこさはそれほど感じない。
むしろ、コラーゲンが主体になっているようです。
元ダレは醤油でしょうが、色合いに影響しない薄口か、白醤油を使っているのでしょうか。
塩分濃度はキッチリと感じます。

麺は細めの軽い縮れ。
色白で、低カンスイなのでしょうかね。
やや固めの茹で加減で、ツルツルの麺肌で一気ススリ込みが爽快です。
スープの持ち上げに関しては、やや疑問が残りますが、こまかい縮れだと持ち上げ過ぎてしまうのかな?

ラーメンの全体写真でもわかるでしょうけれど、バラ肉のかたまりと言っていいチャーシュウは、厚みが三センチほどもある。
肉の繊維部分はみっしり脂身はトロリとして、やはり母店の豚肉の煮物のノウハウが活かされいているのを感じます。
味付けはヒジキ油が主張する個性的なもので、存在感は十分。
黄身が流れる煮玉子はキライ。
青味の小松菜、ささがきネギ、輪切りネギはこの強力なスープに良い対照で、ほっとできます。
大判の海苔は良い香り。
総評
魚介に頼らないラーメンなので私には好印象。
しかし基本で800円と言う価格は、店の立地的になじまないような気がします。
70点。

comment
[ Pagetop ]