台湾家庭小皿料理 【口福館】 初訪 横浜市中区
2014/01/06/23:58:59(Mon)
正月二日は、ラーメン関連の営業情報を調査していて気になった店に行ってみる。イセザキモールに在る【口福館】である。
店前のデッカイ写真付きメニューに「台湾ラーメン」と言うのがあるのを調査時に見付けちゃったのよ。

と言うコトで、昼になって訪れてみた。
もちろん「台湾ラーメン」を発注。
すると注文を取りに来た兄ちゃんは
「はい、台湾風ラーメンですね」
と、答えて厨房に戻って行った。
そして、注文の品が出来上がりテーブルに運ばれてきた時も
「台湾風ラーメンでございます」
と言っていた。
はぁ、さては名古屋【味仙】発祥の〔台湾ラーメン〕と言う商品名と区別するためなんでしょうね。
“台湾ラーメン”という言葉が商標登録されていれば商標権侵害となるからね。
ならば、店前の写真付きメニューも早く直した方が良いね。
と言うワケで、以下この商品の名前は〔台湾風ラーメン〕と言うコトで話を進めます。
はい、コチラがそのお姿。

なるほど、いままで見てきた多くの台湾ラーメンとは異なりますね。
これは台湾の台南地方で代表的な麺料理の担仔麺とみてイイでしょう。
と、思って一番上の写真を見ると英文字で“だんざいぬーどる”と書いてあるね。
日本では“たんつーめん”もしくは“だんつーめん”と呼ばれることが多いけど、“だんづぁいみぇん”
と発音すと現地の言葉に近いみたいだよ。
さて、肝心のお味の方ですが、スープは鶏ガラベースでしょう。
透明度の高いキレイなスープで、とても優しい味わいだが、味付けはシッカリしている。
タレは塩ダレなのかな?
肉ソボロを溶かしても【味仙】の〔台湾ラーメン〕のような辛味はない。
現地の担仔麺は海老ダシに味噌味と言うのが多いようだが、台湾は大きな島国だから地域により、かなり異なるモノも存在するらしい。
この店では、やはり日本人に受け入れやすいようにアレンジしているのでしょう。

麺は細めのやや縮れ。
色白でしなやかな弾力を持つ。
柔らかめに茹で上げられているけど、このスープとのマッチングは良いでしょう。
チャーシュウはホンサオでフチを赤く染めたオールドスタイル。
小さくペラペラで存在感は無い。
濃い茶色にそまった玉子は、台湾茹で玉子“茶葉蛋”ではないようだ。
モヤシとニラは特に味付けされてはいないが、小松菜とともに良い食感のアクセントになる。
コチラAyaの頼んだ〔ワンタンメン〕

ゴマ油の効いた醤油味スープです。
ワンタンは茶巾包みのような形をしており、私はこんなタイプに初めてお目に掛かりました。
餡には細かく刻んだニラが入っており、Ayaは少し苦手。
〔半チャーハン〕をひとつ貰いました。

薄目の味付けで、焼きも軽めで、とても上品に仕上がっている。
しかし物足りなさにならないのは、サイの目に切られたチャーシュウに八角が効いているせいか。
総評
〔台湾風ラーメン〕も〔ワンタンメン〕も品の良い味ではあるが、キッチリ個性を出していて良いね。
価格もリーズナブルだし、近くになじみやすい台湾料理屋を見付けられてウレシイ。
再訪ありです、その時は台湾の名物御飯モノであるルーローファンも喰ってみたい。
70点。

担仔麺に関する他の記事はコチラ。
http://763422.blog90.fc2.com/blog-entry-1838.html
comment
[ Pagetop ]