ZIPPOコレクション (23) グラマン 1959
2014/04/28/23:49:51(Mon)

会社の同僚のあいだで自分のバースイヤーZIPPOを持つことがはやった。
んじゃ、コレクターである私も黙っちゃいられませんよ。
ということで、ネット通販で購入。2006年11月25日に届いた。
ベースは#250で全体にキズ凹みは多い。
ヒンジもグラグラでリッドはやや出っ歯。
しかし、カムやフリントホイールの摩滅は少なく、着火製、耐風性共にまったく問題なし。
というか、1950年代から1980年代後半ごろの製品が最も性能が優れているように私は思う。
ボディ中央にはエッチングにペイントでグラマン社のマーク。
グラマン社は言わずと知れたアメリカの航空機メーカー。
太平洋戦争中はF4FワイルドキャットやF6Fヘルキャットを生産し、日本の零戦や隼と激闘を繰り広げた。現在はF-14トムキャットで有名。
軍事ヲタである私は、バースイヤーでグラマンということで、このZIPPOをネット上で見つけた時、購入を即断。少々、高かったが無理して買ってしまった。
ところが、ななんと、なんと、1960年製と思っていたコイツは実は1959年製だったのです。

ボトムの刻印は傾斜体のZIPPOのロゴをはさんで左右とも三つのドットが1960年なのだが、コイツの右側のドットはⓇの上のドットがキズに重なっていて見にくくなっているが四つだ。
このころの製造年を表すイヤーリーコードは、1年ごとにドットが1つずつ減って行く。
原則は右が先に消え翌年は左という具合だが、1956年1959年1979年は左が先に消えるイヤーリーコードの減少法則が逆転した年なのだ。
だからコイツは左三つ右四つドットの1959年製というわけ。
お店の人も判断を誤ったのでしょう。
店に送り返し返金を求めることも考えたが、50年近い年月を経ても抜群の性能だし開閉音もいい。そしてなんといってもグラマンだし、初めて購入したヴィンテージだし、老体にまた長旅をさせるのも忍びない。
んなわけで、手元に置くことにしましたとさ。

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