ZIPPOコレクション (24) #200 プレーン 1960
2014/07/16/23:55:49(Wed)
バース・イヤーZIPPOの蒐集の続き。さて、今度こそホントのバース・イヤーZIPPOが欲しい!
てんで、2007年の2月にネット通販で買いました、9000円くらいだったっけな。
ブラッシュ仕上げ #200のプレーン。

さすがに小キズは多いが、大きな打痕などは無く、コンディションは良い方でしょう。
ブラッシュ仕上げのこまかいヘアラインは、磨滅が進んで鏡面に近い状態になりつつある。

ヒンジ部もシッカリしているが、リッドの開角度が1941年型のように180度近くなっています。
コレは前回の1959グラマンもそうなっているけど、この頃の生産品の特徴なのでしょうか。
それから、この年代の特徴をよく顕しているのが、フリントホイール・ピン。
現行のモノと違って、中空のモノが使われていて、向こうが見えちゃう。
これは1959年の半ば頃から、1963年頃まで使われたようで、その後ソリッドなタイプになります。

ボトム・スタンプは逆さタイプ。
右利きの人がヒンジを左にして持った時、そのままボトムを見ると逆さになっている。
これは製造過程で厳密な決まりが有ったワケではなく、あくまでイイカゲンに作ってましたから、理屈上は正立タイプと逆さタイプがほぼ同数存在するはずですが、実際は正立タイプの方が少し多いようです。
生産ライン上で、なかには気付いて気になる作業員さんも居たのでしょう。
クルッとひっくりかえして直すなどしたため、このようになったと思われます。
斜体のZIPPOロゴの両サイドには、キズと混じって少し見にくいですが、1960年製をあらわすドットが3個ずつ、計6個。
このドットや斜線が多いほど「グレードが高い=価値がある」と思っている人が昔は多かったですね。
今は、製造年をあらわすものと知られてきて、だいぶ少なくなってきたようですが。
ロゴの下には1958年からスタンプされたパテントナンバー 「PAT.2517191」 が中央にあります。
これも現行品のとの違いですね。
その後、1967年にはパテントが切れ、この刻印は無くなります。
50年以上前に作られたと品はいえ、コンディションはよく、着火性、耐風性とも抜群に良いです。
私は、なんとなく1960年代から、1980年代前半に作られたモノのほうが、現行品よりはるかに性能は上だと感じているのですが、気のせいですかね(笑)
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