ZIPPOコレクション (36) 「Vickers」 1960
2015/09/14/23:53:53(Mon)
私が入手した三つ目のバースイヤーZIPPO。2007年6月、ネット通販で購入。
軍事ヲタには、割りとなじみのある社名だから、見付けたとたんに欲しくなった。
ビッカース(Vickers)社は、2003年まで存在していたイギリスの重工業会社。
バトル・オブ・ブリテンにおいて、イギリスを救った戦闘機と言われている「スピットファイヤ」を作ったスーパーマリン社はビッカースの傘下の会社。
旧日本海軍の戦艦「三笠」「香取」や、太平洋戦争で最も活躍した金剛型のネームシップ「金剛」もVickers社の工廠で建造された。
1999年にロールスロイス社に買収され、現在では、金属素材その他の固さを計る試験が世界的な基準になり、「ビッカース試験」や、「ビッカース硬度」という言葉にその名を残している。

ちょいピン甘になっちゃった。
ブラッシュド・クローム仕上げは、使い込まれて鏡面に近い状態になっている。
リッドの左隅はだいぶメッキがはがれて下地の色が出ています。
ボディ中央にはビッカース社のエンブレム・メダルが貼られている。
ただし、このエンブレム、ネットで調べても出てこないんだよね。
ビッカース社は何度も吸収合併を繰り返してきたから、そのたびに変わって何種類かが確認できるんだが、このZIPPOのエンブレムは見つからなかった。
「ビッカース社の宣伝用に作られた」 との販売者の言葉を信じて買いました。

穴あき型のホイールピンが確認できます。
各部に小キズは多いが、大きなダメージは無く割りと良いコンディションです。

ボトムには筆記体のロゴと、1960年製をあらわす左にみっつ、右にもみっつのドット。
ホイールやすり面の磨滅が進んで、着火性はあまり良くなかったが、ダイヤモンドやすりで目立てを行ってやってからは一発着火になりました。
耐風性は良好。
開音は、摩擦音が多く含まれた「しゃき~ん」という音。
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