壊れチューナー修理
2019/05/15/23:55:39(Wed)
クリップチューナーが壊れてしまいました。Ayaのベースに付けて店に置いてあったのですが、猫のキキとハナが追っかけっこをして倒してしまった。
ベースはトラスカバーのビスが取れたくらいで大きな損傷は無かったが、チューナーは御覧の通り。

クリップ部が割れて離断。
これではヘッドに挟めない。

ヒンジの近くには亀裂も入っている。
だがチューナー本体は損傷無く、電源を入れてギターに押し付けてやるとちゃんと反応する。
もったいないので、何か似た形状のモノに移植してやることにしました。
まずは壊れたクリップ部を切り離し、底の麺をやすりで平らに整形。

ピン甘ですけど。
この時点で、カポにつけてやることも考えついた。
カイザー型が一番作業がやりやすいように思って試してみたが、手元にあるカイザータイプのカポは、だいぶスプリングが弱った古いモノ。
コレでは引退も近いだろうから、あまり適切とは言えないな。
んで、次なる候補がコレ。

大型の洗濯ピンです。
通常の小さいタイプは、どうしてもアゴの開き量が足りないんだよね。
そんで色々と仮組みしてみて、結合方法を考えました。
チューナー本体には小さなビスも受け入れる体積的余裕がほぼ無いことが判明。
それに、電池交換用のスペースを露出させなければならない。
よって、ナイロン製の結束バンドによる固定も、あまり実用的ではない。
んで、人類が手に入れた最強の接着剤、二液混合型エポキシ系接着剤で固定してやることにしました。
出来上がりがコチラ。

チューナー本体と、クリップの一部を少しやすりで削って平面を作り、接着面積を稼いでやりました。

今のトコロ、普通に作動しています。
ちょっと大きくなってしまったので、持ち歩くには不便ですが、店で使う分には問題ないでしょう。


ちなみに、エポキシ系接着剤にも欠点はあって、 軟質塩化ビニル ポリプロピレン ポリエチレン ポリウレタン 等には効きません。
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