初訪 麺屋 【志どう】 神奈川県横須賀市
2019/08/29/23:41:12(Thu)
ゆえあって、横須賀市北久里浜あたりに居りました。昼食は家系ラーメン店 【志どう】です。
この店は2018年1月に閉店した【長谷川家】の跡地にオープン。
【長谷川家】はかなり早い時期に本家【吉村家】から独立した店で、私の宿題店でした。
しかし閉店してしまい残念なトコロに、「御子息が継ぐ」 とか、「元・常連さんが継ぐ」などの情報をもらいました。
まにあわなかった【長谷川家】ですが、そのDNAを正統に引き継ぐ店である【志どう】を今回初訪問というワケです。
モチロン基本の〔ラーメン〕を指定無しで喰いました。
口頭注文後払い制です。

黒い!
スープが黒い。
【吉村家】がまだ新杉田に在った頃に分かれた店の中には、タマに黒いスープの店があったことを思い出しました。
たとえば、現【杉田家】店主の津村さんと同時修行されていた石川さんが、町田市常盤町に出した【ときわ家】(現在は【町田商店】と成っている場所です)のラーメンが黒っぽいスープだった。(2002年9月22日訪問。【吉村家】の移転と【ときわ家】の開店には少し時間的なズレがありますケド)
あと、「大ちゃん」 こと 庭山哲氏が大和市に出した【大ちゃん】も、一時期黒っぽいスープだったことがあります。
新杉田時代の【吉村家】はブレ幅が大きいことでも知られていましたが、時々黒っぽいスープにも出会いました。
それらの特徴が【長谷川家】→【志どう】にも受け継がれているようですね。
味わいのほうは、スタンダードな家系より、やや中華ラーメンに傾いたというカンジ。
色合いに比してショッパさは無く、チー油も効いた良い香りです。
スープの表面には油膜と油滴が見えますがシツコさにはなっていません。
重量感を持ちつつも、飲みやすいスープと言えましょう。
麺はおなじみの太目の縮れ。

特に指定無しでも、やや固めの茹で上がり。
家系としては長めにカットされています。
縮れは他の家系よりは強く、太目の噛み応えとクチビルを揺らす感触が楽しめます。
製麺所は、横須賀の多くの家系店が採用している増田製麺。
チャーシュウは、フチが赤いオールドスタイル。

コレも早い時期に【吉村家】から分かれた店が多く持つ特徴ですね。
おそらくモモ肉だと思いますが、みっしりと詰まった肉質です。
そしてスモーキー。
茹でてから釜焼きにする製法でしょうか?
なお、このチャーシュウ、オーダーごとに切っていました。
丁寧な仕事ぶりです。
海苔は薄手のものですが、スープに溶けにくく、香りも良い。
ホウレン草はくったりして存在感無し。
輪切りネギ少々。
総評
1980年代の家系ラーメンの特徴を色濃く残すラーメンと言えるかな。
一時期は存続が危ぶまれたが、店名こそ変わったものの、今だに人気店。
コレも【長谷川家】からの引き継ぎだろうね。
70点。
なお、お店にいた男性は前店主の御子息なのか? 元・常連さんなのか?
初訪の私には分かるはずもなく・・・・・ですな。
店舗写真撮り忘れ。
人といると自分のリズムが乱されるね。
やはり食事は一人がイイと痛感。
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