エフェクター・コレクション (14) Proco RAT2
2020/05/19/23:51:38(Tue)

1978年の登場以来、JEFF BECK の使用などで、今や歪み系エフェクターの大定番と成った「RAT」
だが私は、コイツの歪み方が嫌いなんです。
したがって、人前での演奏には使ったことが無い。
イヤ正確に言うと、今でも使っているんですわ。
それは、普通の使い方ではないんですけど。
バンド演奏の時、歌のウラでは音量を下げ、メロディー弾きの時に音量を上げると以前書きました。
そんでですねぇ、私は音量を下げるのに「RAT」を踏んで、クリーン・トーン、または軽い歪みを作っています。
「ON」 の時の音量を下げてセッティングしているワケで、歪み音を得るためではないのです。
もちろんゲインとトーンは、その会場のギターアンプの出音によって微調整します。

さて、この「RAT」、1997年以前の「ノン・スラント型」です。
ON-OFF インジケータ―としてのLEDが付いた「RAT2」と言うヤツですね。

あけてみると結構、中はスカスカです。

コレが心臓部であるオペアンプ。

配線保護のための樹脂が掛けられていて、よくわかりませんが、 初期の生産品にはLM308が搭載されていました。
樹脂の右側の文字はかろうじて「L」と読めますから、LM308 でしょうね。
LM308 にもモトローラ製とナショナルセミコンダクタ製があり、丸の中に「M」の文字が有りますから、モトローラ製だと考えられます。
音の傾向はと言うと・・・・・私ゃ、あんまり深く考えたことが無い(笑)
音なんて、鳴ってりゃぁイイ。
上記のように、こいつメインで歪ましているワケではありませんから。
あくまで、音量切り替えのための機械なんで(激笑)
ということで、私は
「RAT」を「RAT」として使ってない
ワケです。
「だったらRATではなくて、他のモノでもいいんじゃないのか?」
と言う御意見をよく頂きます。
全くその通りで、マクソンのグライコや、ボリュームペダルなども音量調整用に使ってます。
どれを選ぶかは、その時次第ですけどね。
しかし、なぜだか私は 「RAT」をもう一個持っているんです。
不思議だなぁ。
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