【富志夢】 新店 初訪 神奈川県大和市
2009/01/27/23:17:19(Tue)
去年の11月にオープンした店。夢系らーめんを謳うが、夢系ってどんなの? 初めて耳にする言葉だ。
11:00の開店と同時に入店。 もちろん先客は無し。
私は〔塩らーめん〕 Ayaは〔味玉醤油らーめん〕を注文。
なぜか朝からツナ気分な私は〔ツナマヨ丼〕というのを発見し、すかさず追加発注。
待つあいだに、次々とお客さんが来る。 すっかり地元では受け入れられているようだ。
細麺なので、待つこと数分で商品は来る。
口径は小さいが背の高いドンブリに入り、透明度の高いスープに色どり良い具の配置と、見た目から美しいラーメンだ。
まず、スープを味見。
『うおぅ! すんごくアッサリ』
それでいて、ノドを通過してからさまざまな風味が押し寄せてきて、複雑玄妙な後味を醸し出す。
その陰からほんのりと香る魚系の香り。 決して出しゃばり過ぎず、抑え方が秀逸。
これは、かなり手間ヒマをかけて作られたダシ汁と見た。
喰い進む途中で、この店のお奨めである卓上のゆず胡椒をゴク少量投入。
柑橘系のさわやかな香りと胡椒の辛さが更にダシ汁の持つ幅を増幅してくれるようだ。
塩ラーメンとゆず胡椒の相性の良さは、今は無き横浜市南区の【小春】で憶えたが、久し振りなので妙に新鮮だ。


麺は色白のほぼストレート。
表面のツルツル感が心地よく、コシを残した茹で上げながら、プツンと切れる食感は唇を喜ばせる。
麺箱が確認できず、製麺所は不明。
具のチャーシュウは提供直前に炙るタイプ。
ミッシリと詰まった食感はローストポーク様であり、厚さも5,6ミリくらいで、肉を喰っているという実感を得られるものである。 味付けは薄めだが、このラーメンにはあっている。
と~っても好み!!
岩海苔は香り良く、かつて横浜市中区伊勢佐木町にあった【紫】を想い起した。
スープ上に浮き出た部分はパリパリで噛みしめて味良く、スープに浸り柔らかくなった部分は、舌にネットリとからみ付き、箸にもからみ付くから面倒を見るのが大変。(微笑)
水菜のハリハリ感とちょっとした苦さは良いアクセント。
メンマは無い。 メンマ好きのAyaは少しガッカリ。
ネギはとても細かく刻まれているが、そのためか香りも辛味も無いのが残念。
Ayaはそう言うのが好きだそうだが、 人それぞれだな。
Ayaの〔醤油らーめん〕も少し味見させてもらったが、こちらも良いラーメンだ。
醤油ダレは、ややカドの立った部分があり、適度なコクもある。
やはり、すぐれたダシ汁は醤油の良さも引き立ててくれる。
ゆず胡椒を入れてみると、醤油のカドがまろやかになり、魚系ダシ風味もやや緩和されてイイカンジ。

ツナマヨ丼のツナは缶詰ではなく、築地にあがったマグロのカマ肉をほぐした自家製だそう。
ツナマヨの酸味に対して、御飯には甘めのタレがかけられており、良いコントラストを描き出す。

総評
最近のヒットである!!!
品が良いラーメンにありがちな物足りなさが無い点が手柄だ。
次は醤油ラーメン一人前喰ってみたい。
75点 700円。
夢系とは「夢のようなラーメンを目指す」という意味だろうか???

trackback
- #元祖夢系らーめん 富志夢@大和
-
元祖夢系とはまた大きく出たな(笑)!
2008年11月開業の、塩ラーメンを主力とする新店。
1年半の全国ラーメン行脚を経て独学で完成させた味。
まぐろのアラ、かつお節、鶏ガラを使用した超淡麗スープです。
=== 焼豚塩ラーメン900円+味玉100円 ===
最初にかつお...
- by:空腹時に見てはいけないブログ
- | 2009/02/24/02:55:42
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